高校時代、ワシを助けてくれた歌たち。
昔の話で恐縮だけど、高校に割と優秀な成績で入ってしまった。
成績にセンシティブな顔も知らない同級生から
「社会のテスト、何点?」とか聞かれたりした。
なんかわからんままに「70点」とか、正直に応えると
「大したことないな」とか知らないヤツに言われたりした。
点数なんて、どうでもいいけど、
なんか知らないヤツにそういうこと言われるのが、
嫌でたまらなかった。
あの頃から、全然変わってないのかもしれない。
人と自分を比べるのが、もの凄く苦手。
ワシはワシでしかないのに。
学校に行くのも嫌になったとき、その頃発売されたWALKMANで、
この歌を何回も何回も聴いていた。
それと、「ぼくの好きな先生」を聴いて、
自分をここから救ってくれる先生がいつか出て来てくれることを
ずっと待っていた。
あの頃、ワシを救ってくれたこの歌と煙草の煙は、
今でも、止めることができない。
ワシらの世代のモヤモヤした気分を受け止めてくれた曲やな。
今となると、あのモヤモヤも懐かしいけど、
この曲がなかったら、懐かしいなんて、言ってられなかったかもしれない、
と思うと、重ねて感謝したくなる曲や。
清志郎がこの世にいない、ということが、
未だにちゃんと理解できていない。
どーゆーことなんだろう?
こんなに動いてるのに。
この人が世の中からいなくなるってことが、
「自分もいつかこの世の中からいなくなる」ってことを、
一番リアルに感じさせてくれる。