とんちピクルス「遠くでひばりもないている」。

とんちピクルスさんの歌は回数を重ねるごとに
響いてくるものが多い。
その中でも今一番響いてる曲の歌詞をじっくり文字で見てみました。

【遠くでひばりもないている】

なんだかもうどうでもいい やることなすことでたらめで
職安からこの土手へ 鼻歌ひきずり転げてく
くたびれた背広には 人並み程度のプライドさ
秋風に吹かれては 並べた嘘を数えてる
あんたの言葉 覚えちゃいるが  どこにも逃げる場所がねえ
青い空の下 草に臥せて 頭のねじみな錆びつかせ
なのにどうしてだろう 涙が出る 遠くでひばりもないている

春先なら菜の花が 一面に咲く この土手で
いっそのこと死にたいわ 昼間の月に看取られて
人生三度あるじゃなし  明日までつなぐ夢もねえ
青い空の下 草に臥せて 頭のねじみな錆びつかせ
なのにどうしてだろう 涙が出る 遠くでひばりもないている

金屑川に 夢はない  それでも頬に 風うけて
青い空の下 草に臥せて 頭のねじみな錆びつかせ
なのにどうしてだろう 涙が出る 遠くでひばりもないている

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体の中にジワジワ歌詞が入っていく気がします。

「生きていても夢なんかない」「生きてても仕方ない」と思っているけど、
それでも涙が出てしまう。
それは、まだこの生への執着があるからなんかなあ、
とふと思った、9年後の今日。
(20210713記)

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