一人アサイラムツアー2023③(11月19日)。

さて、アサイラム二日目。
この日は、さっきまでおった気のするスモークで、
9時半から「朝イラム」が開催されると言うことだったのだが、
前の日、2時過ぎまで、ここにおったワシは、さすがに起きれず、
11時前に到着。
前日、ワシが帰る時もけっこう盛り上がってたのに、
みーちゅー、いつ寝てるんやろ。
すごいなあ。

スモーク着くと、小町くんが「沖縄で一番おもろい人」ゆーてた
ワンチャイコネクションのゴヤさんのソロ、始まってました。

二曲しか聴けなかったけど、
なんだか一人でほとばしってる感じがおもろかったです。
バンドは観たことないのですが、動画で観ると、
ストレートなパンクで、気持ちええ感じっすわ〜。

そして、とんちピクルスさん。

なんだかついさっきまで、同じ場所でライブ観てた気もするんですが。
違いと言えば、後ろから朝の光が入ってくることくらいか。
この日は、とんちウクレレ教室沖縄の方達との合奏もありました。
ワシもウクレレ、やってみようかなあ。

朝イラム、終了して希望ヶ丘公園に。
こちらでもフリーライブ始まってました。

前の日よりも天気も良くて、温かい!
朔さんの声が青空に溶けていくようです。
幸福感、さらにアップしますわー。

続いて、ロードワークスの豊永盛人さんの人形劇。
これが限りなくゆるい!!
けど、めちゃくちゃ面白い。
失笑のつもりが爆笑になってたり、
どうってことのない仕掛けがイリュージョンに思えたり、
子どもたちも大喜びの楽しいエンターテイメントでした。

終わってから豊永さんに4年前、阪神百貨店で書いてもらったワシの似顔絵、
見せると、覚えててくれはりました。
嬉しい!

希望ヶ丘公園では、暖臍のステージが始まってました。

このお二人には、4年前、ジョンソンtsuバンドのツアーにくっついて
沖縄来た時に、いろいろお世話になったのでした。

この4年の間にお子さんも産まれたそうです。
ほっこりと幸せな音楽聴かせていただきました。

おおお!岳さん登場!
前日、体調悪いって、言ってたので心配でしたが、
元気そうにされてました!

さんご座デッキには、空き時間に小学生女子の「よさこい」。
おお!なんかすごい練習の成果が感じられるぞ!

そして、これも楽しみにしてた、
金丸獅子&琉球古武道&上地流空手道。
多良間島の金丸獅子は、橋の下で観て、すげえおもろかったので、
「また観られるんや!」と思ってたのでした。

近くで観るとさらに面白い!!
指示役の方と、獅子役の二人、三人の息がぴったりあってないと、
できない、素晴らしい芸当で、すごい芸能なんやなあ、思いました。

琉球古武道&上地流空手道も、面白い!
成人の達人たちの技は「殺される!」と思うくらいキレッキレだし、
子どもたちもぼあ〜んと生きてるワシと比べもんにならんくらい凛々しい。
一番小さい子どもたちのは、ほんま観てるだけで、
頬が緩むくらいかわいい。
もう観処満載でございました。

そして最後の踊り!!
名前は分からんかったんですが、
リズムに乗って踊って、最後に笑うってパターンを繰り返します。
観てるうちに、こっちも嬉しくなって、
最後の笑うシーンでは、毎回、声上げて笑ってしまいました。

お!ちょうど終わったタイミングで、
ホールズさんととんちさんの「A HAPPY NEW WAVE !!」が始まるぞ!

今回は、日本のニューウェーブから。
最初から、プラスチックス、ヒカシュー、Pーモデルとか出てきて、
同世代のワシにはたまりません!
横にいる平井さんと、大喜び。
昨日の夜会った、ウザワさんもやってきて、
新しい曲がかかるたび「おおお!」ゆーてます。

柱の向こうから賑やかな声が聞こえると思ったら、
Colloidの二人でした。

ホールズさんがINUの話をしてると、
とんちさんが「メシ喰うな」のことを語ろうと。
その時、とんちさんちょうど、サンドイッチをモグモグ中。

ホールズさんに「飯食いながら、言われても」(笑)
ワシ、この時が一番おもろかったです。
日本のニューウェーブの締めくくり。
ホールズさんが何も言わずにかけたのは、

イントロかかって、とんちより先に平井さんやワシが気付きました(笑)
とんちさん、なんだかおネムなのか(笑)

後半は世界のニューウェーブ。
ワシが知らんで、「えらいかっこええなあ!」思ったのは、
多分これでした。

ほかにも知らんことや、ワクワクするような昔好きだったバンドの話が山盛りでした。
ワシ的には、数年思い出したこともなかった
デュルッティコラムの話を、二日連続でする、
という珍事に巡り合ったのが、嬉しかったです。

さ、そろそろプログラム終わりの時間、
ホールズさんが、町田町蔵さんの曲でい締めようとしてるところ、
坂を登ってきた賑やかな集団は、
巳酉さんたちのラテンブラスバンド&ダンサーズ。

一時中断して、交渉の末、町田町蔵さんかけて、終了したんですが、
じつは、巳酉さん、町田町蔵さんと親交があったとか。
なかなかに、いろいろ繋がってる「A HAPPY NEW WAVE !!」でございました。

巳酉さんのバンド、何度か観てるんですが、
何度観ても、ほんまワシまで踊り出したくなるような、
浮き立つ音楽です。
飛び入りのダンサーもいてはって、
めっちゃ盛り上がりましたよ。

気がついたら、いつの間にかウザワさん、
いてはらへんくなってた、
と思ったら、出番やったんすね。

昨晩は、深夜やったけど、こういう光の中で、
聴くと、さらに幸せな感じに包まれる「サカモトトシユキ with ウザワ」ございました。

そして、やっぱり沖縄来たら、民謡も押さえておきたい、っすわ。
大御所、大工哲弘さんのご登場!
大御所やのに、こういうイベントにも出演しはるんが、さすが大工さんです。

登場して、すぐ「三線がないな」。
三線忘れる。
地方公務員だったんで、痴呆が入ってるらしい(笑)
笑ったけど、大工さん、それ、6年前もやってはりますよ!(笑)

なんか、次々にタイプの違う音楽聴き過ぎて、
頭がバグりかけてたんやけど、
大工さん聴いてるうちに、
次第に頭がスッキリして来た。

大工さんのオッペケペー!!
ラップと捉えて、苗子さんに無茶振り。
苗子さん「お前のじいちゃん禿頭」と返す。
さすが(笑) 

来島口説がオキナワンラップという説、
「お富さん」の原型が「新鳩間節」ってのは、ほんまなんやろか?
ちょっと探っていきたい話ではある。

この日は苗子さんに釘さされたのか、ダジャレ少なめでした(笑)
まあその分、苗子さんいじりが増えてた気もするが(笑)
一番受けたのは、「アサイラム出るので、昨日散髪屋に行って来て、
若い人のイベントなんで、今っぽくしようと思って、
『ツーブロックで』とお願いすると、
『大工さんはノーブロックです』と言われた、
という話でした。
誰に聞いたか忘れたんやけど、
このネタ、前にも聞いた人が、
「ネタ、進化してるわあ」ゆーてはりました。
鉄板ネタやったんすね(笑)

「新安里屋ゆんた」で、賑やかに終了。
これで、沖縄来た感、満たされた気がするなあ。

さて、次はとんちピクルスさんのステージがあったのだが、
朝イラムでとんちさんが、
「自分のステージにも来て欲しいけど、こっちも観て欲しい」
と言ってた鈴木実貴子ズに行ってみよう。
(実は、この次の日、とんちさんのワンマンいく予定もあったので)

鈴木実貴子ズ、ネーミングもええなあ。
ギターとドラムの二人組、名古屋のバンドらしい。

タイトでかっこいい音。
野蛮さと繊細さが共存するパンク。
傷つきやすさや、感覚の鋭さから、
なんとなくミチローさんを感じるたりもした。
とんちさんが、自分を置いてでも「観て欲しい」と言った意味がわかった気がした。

桜坂セントラルに向かう途中、桜坂にええ月が出てた。

その桜坂セントラルでは、初めて観る「HOME」。
ボーカルと、ギターと、PCという変則的な構成。
見た目コワモテで、ギターもノイジーでパンキッシュやけど、
けっこうメロディアスでポップ、おもろいバランス。
ちょっと80年代のブリティッシュインベンションの、
スパンダーバレーとかのダンサブルでメロディアスなバンドを思い出した。

往年の歌謡曲のムードも、ほのかに。
ボーカルの人の動きは、ちょっとデグルチーニを思い出す(笑)
ちょっとサイケな面も感じて「売れそうな音」やなあ、思った。
あずみちゃん曰く「ウインク」(笑)
それもわかる気がする。

終わってから、今回知り合った人と話したら、
「ティアーズフォーフィアーズ」思い出した、ゆーてはった。
ワシのスパンダーバレーとかと同じような辺り、感じてはったんやなあ。

次、ワンチャイコネクションとめっちゃ迷ったんやけど、
石原岳さんが鳩間俊介さんとやってる「○・○・○(circle dot circle dot circle)」に。

インストのインプロビゼーションで、
熱くグルーヴィになったり、
スッと波が引くみたいになったり、
展開がワクワクする。

メロディは、ほとんどないのに、
緩急感じたり、グルーヴ感じたり、
動悸が激しくなっていったりするんは、
なぜなんやろう。
退屈する時間がない。
終わった途端、大歓声!
って、声出してるん、全員Colloidやん!
しかもメンバー全員集まってるやん!
Colloidのこういうとこも、ええなあ。
なんか、すごいチームワークやなあ。

「○・○・○(circle dot circle dot circle)」の動画も、
鳩間俊介さんの動画も、見つからなかったので、岳さんの動画を。

そして、アサイラムの大トリは、なんと金城小町くんのバンド「Owlgall」。
おお!始まった途端、嬉しくなってしまうような、ええバンドサウンド!!
このドライブ感。なんか血が騒ぐ気がする。
最初の2曲くらいかな?歌詞らしい歌詞なかったことに、
終わるまで気づかなかった。
演奏が歌いまくってたんやろうな。

いざ歌い出すと、高くてきれいな声。
小町くん、こんな声やったか。
女性のコーラスも良くて、なんか心の中の居心地のええ場所に、
Owlgallの音が次々に着地して行くような印象。

お!MCで小町くん、建設的なええことゆーた!
そんなんもできるんや!!(笑)

小町くんだけやなくて、バンドのメンバー全員の、心の底には、
パンクな気持ちがあるんやなあ、と感じる演奏で、
なんや嬉しくなって来る。

おお!最後は、タテさんや、いろんな人がゲストで、
宮沢賢治の「星めぐりの歌」を!

なんかすげー美しい。
不覚にもしながら、目頭が熱くなってしまった。
この二日間を締めくくるのにふさわしい、
ええ演奏でございました。

会場出たら、岳さんと遭遇。
「小町くん、あんな立派なこと言えるんやなあ、
だったらなんであん時(笑)」と言うと、
岳さんんも、すかさず
「そう!!俺もそれ思ったの!」(笑)

↓あん時(笑)

すぐに打ち上げらしいが、ワシは一観客としての参加だったし、
ちょっといきたい店もあったので、岳さんと握手して、
前島に向かった。

行きたかった店は「Barよなき」。
「Owlgall」を初めて聴いた店だし、
ワシの最終日である次の日は定休日だったので、
この日中に行っておきたかったのだ。
で、行って正解。
いきなり、砂川たかゆきくんのフライヤーが出迎えてくれた。

お店の方もワシのこと、覚えててくれたし、
先に来てたお客さんとも、深い話できて、楽しい時間だった。
そこに打ち上げが終わったらしい、「Owlgall」のメンバーや、
最後、ブラスで出て来たヨシムラタカシくんのバンドの
トロンボーンの人とかも来て、
けっこういろいろ話できたり、
知らなかった話も聞かせていただいたりした。

なんとなく、スモークに寄りたくなって、桜坂に逆戻り。

アサイラム打ち上げから流れて来た、岳さんや、ゴヤさんたちが、話したり歌ったり。
「Owlgall」のベースの方とも話できたりしたのだが、
なんとなく、アサイラム打ち上げの二次会に、
部外者が紛れ込んでるような気がして、
二杯くらいで店を出る。

ちょっと中途半端な気分だったので、寿来に寄ったみた。
ゴウさんの顔見ると、ワシは安心してしまうんやなあ。
ちょっとお友達に、ご不幸があったらしく、
お疲れっぽかったので、二杯で店を出る。

腹が減ってることに気づき、
「あかん!」と思いつつ、どん亭で寝る前の沖縄そば。

ちょうど、よなきで
「ハイウェイ食堂が閉まって、24時間営業の店って、どん亭くらいか」
って話、してたので、食いたくなってたのだ。
ところが、ワシは食わせてもらったものの、
ワシの後で入って来たお客さんには、
「1時半で閉店です」とお断りしてる。
えええ?どん亭も!!
看板に偽りあり?
「24時にも開いてるよ」
という意味?

なんだか沖縄の〆飯事情が、心配になって来たなあ、
と思いつつ、ワシの2023アサイラムの夜は終わったのだった。

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