一人アサイラムツアー2023②(11月18日)。

前日は泥酔だったが、
その分、早く寝たので、
二日酔いは、ほぼなく、
昼過ぎ、希望ヶ丘公園のマルシェ&フリーライブに到着。

会うのは1年ぶりだが、メッセージのやり取りなどでお世話になってる、
海猫商店のいずみさんにご挨拶。
ずっと気になってた沖縄花ブロックグッズを、初めてリアルで見る。
めっちゃいい!
コースターを色違いで頂く。
翌日、海猫商店さんが具志堅用高さんに取材されてる番組、
沖縄ローカルでオンエアされてました。
内地でのオンエアはないと思うけど、
YouTubeでも、見られるので是非!

横のステージでは、YOHEYさんのライブ。

町の真ん中に丘があって、大木があって、
風が通り抜けていく。
背景にはビル群。
那覇ならではの光景やなあ。
YOHEYさんの歌は、爽やかで、気持ちいい。
ワシにとっては、今日一発目の生演奏だったので、
ぴったりな気がしました。

あ、とんちピクルスさん発見!

その横で売ってたうずらピクルス、
美味そうだったので、買って、
せっかくなので、とんちさんに持ってもらいました。

とんちピクルスと、うずらピクルス。

次にステージの登場した「三ヶ田とくにお」さんが、
すげえかっこよかった。

パンクでフォークなギター。
歌詞もメロディも、むっちゃええ!
おまけに、ミチローさんのカバーで、あの咆哮。
なんかもう間違いないわ。
平井さんに教えてもらったんだけど、
三ヶ田さんが「あぶらすまし」のボーカルで、
福島のバンドらしい。
なるほど、なるほど。
いろんな意味で合点。
そらかっこいいはずですわ。

ええバンド、知りました!
もうアサイラムに来た元は取った気分。

風が強くなってきて、少し寒くなってきた。
ワシ、できるだけ靴下を履きたくないので、
「沖縄ならなくてええか!」と素足にサンダルで来たのだが、
ちょっと耐えられんくらいになってきた。
けっこう風通しのええサンダルやしなあ。
ホテルに帰ったら、もちろん靴下はあるんやけど、
ええプログラムが続くので、その時間がもったいない。
ふと気づいて、マルシェを見て歩くと、
ありました!
ええ感じのダルメシアン靴下!
履くと、おおう!靴下の素晴らしさを実感!
これで、怖いもんなし!

続いてのステージは「Orkestar de VICCOS Quintet」
前回のアサイラムでお会いして以来のフィドルの川西さんも所属するバンド。
覚えてくれてはって嬉しかった。

ロマっぽい、エキゾチックな音楽なんだが、
なんとも、切なくて、でも熱くて、テンション上がってくる。
フィドル聴いてるだけでも泣けてくる。
そして、ベリーダンスは艶かしい(笑)

さて、そろそろ桜坂劇場でのライブが始まる。
移動!移動!!
と思って希望ヶ丘公園の坂を降りようとすると、
ガチャピンさんとすれ違う。
「あれ?もうマルチーズ、始まるんじゃ?」と言うと、
「そうだよね」と言いながら、坂を登って行く。
相変わらずのガチャピンさんペース。
なんだか嬉しくなりつつ、劇場の座席でマルチーズロックの開演を待つ。

マルチーズロック、フルメンバーは、いつ以来やろう?
さらにしまった、骨太音楽になってる気がする。
カッコええ!

ホールズさんが三線弾いてる。
短いフレーズだけど、なんか雨だれみたいに聴こえて美しい。
この美しさも、マルチーズの男くさくて、しまった音が基本にあるから、
際立ってるんやろなー。

音頭調の激しい曲が始まる。
ワシが思うに、これも新しいマルチーズに一面なんちゃうやろか。
沖縄の伝統音楽を肥やしに進化したマルチーズ。

ラストでアッコちゃんがゲストに!
「パッヘルベルのカノン」のメロディを
アッコちゃんとあかねちゃんの鍵盤が奏でる。
ミチローさん、絶対聴いてるはずやと思うと、
感極まっってしまった。

と、書いてるとこで、家の近くを通りかかった自動車販売のBGMで、
「パッヘルベルのカノン」がかかってた。
なに売ってるか、知らんけど、ええタイミングでありがとう!!

やっぱり、アサイラムにはマルチーズロックが出なくちゃだな。
沖縄で観るマルチーズ、地面の底から湧いてくる土地の持つエネルギーも、
演奏の一部になってるように思える、
力強い演奏でございました。

そして、隣のホールでタテタカコさん。
贅沢やわ〜〜!

沖縄で聴くタテさんは、なんかちょっと違って聴こえるんやけど、
「これも正しいタテタカコ」って気がする。

真上を見上げながら歌い始めた「宝石」。
何を見てはったんやろう。
天井、いや違う。
もっと先やと思う。
そのタテさんが見上げた先に、タテさんの歌で連れてってもらった気がした。

タテさんは、気遣いの人なので、
MCでマルシェの宣伝をする。
「どうぞ、見ていってください」。
会場から「今日は、もう終わりました〜〜!」
「タテタカコ!!」モリトの声(笑)
タテさん「本日は終了しました。明日も来られる方は是非」
なんだか、アサイラムならではの一コマですなあ。

休憩時間、外に出ると、カニコーセンTシャツ着た人が!
あ、確か去年「よなき」にカニコーセン観に来てて、
石垣島でも偶然、カニライブに来た人や!

なんだか、こういうの嬉しいな。
すかさず、カニくんに報告。

時間が重なってて、全部は観られんかったけど、
この前の日に観たはずの「HARAHELLS」。

音楽聴いてるうちにうっすら前日の記憶が甦ってきた。
かわいくて、ちょいと乱暴。
そして、どこか初々しく。
けど、ドラムの抜けはすごくいい。
結果的にニューウェーブな感じがしていいな!

ライブの間に外に出ると、金城小町くんとタテタカコさんが話していた。
「珍しい!」と思って、写真撮らせていただいたのだが、
これが、次の日の大トリへの伏線だったとは、
この時のワシは、知る由もなかった。

そして、隣のステージで二階堂和美さん。
9年ぶりの沖縄アサイラムだそう。
ステージには、去年亡くなったニカさんの旦那さん、ガンジー西垣さんのベース。

ガンジーさんは大阪出身だけど、
音楽活動は沖縄が中心だった。
たぶん、亡くなってから初めての沖縄でのライブなんだろう。

思うところが、いろいろあるんやろうなあ。
ひとつひとつの言葉に込める気持ちが、ヒシヒシと伝わって来る。

かわいくて、情が深くて、姉御っぽいけど、
多感なニカさん。
感情が溢れまくってる。
それがストレートに迫ってきて、
ワシも数少ないガンジーさんとの接点が思い出されて、
その思いが目頭に凝縮する。
素晴らしい音楽と、亡き人への大きな思い、
涙が出るのは、不可抗力やな。

おお!ニカさんがガンジーさんのベースを!
深くてええ音。
二階堂和美という人間が、
全力で、自分を歌ってる。叫んでる。
聴こえてくるのは、音楽というより、ニカさん自身だ。

こんなに思いのこもったステージ、なかなか観られない。
ほんま観られて良かった。
ガンジーさんは、最後までは観られなかった朝ドラのカムカムエブリバディ、
ニカさんと一緒に観てはったらしい。
で、ニカさん訳の「サニーサイドストリート」。
二人でやろうとしてたらしい。
ワシもカムカムにハマった口なので、
あの曲に、いろいろ思いが重なってたのだが、
そこにさらにニカさんの思い、ガンジーさんの思いが積み重なった。

ニカさんのすてーじのすべてにガンジーさんが宿っていた。
このライブのためだけでも沖縄来た値打ちありやなあ、と思った。

桜坂劇場の前には、さっきまでニカさんが演奏してた
ガンジーさんのベースが。
沖縄の人たちのガンジーさんの思いも感じて、
さらに込み上げてくるものがあった。

ここで、ちょっと桜坂劇場を離れてスモークへ。
まあ、徒歩5分くらいなんだが。
ナカヒラミキヒトさんが出演中だったのだ。
スモークでナカヒラさんがやってる、なんか不思議。
お!モリトもおる。

遅れて入ったので、3曲くらいしか聴けなかったが、
最後の曲が始まるイントロで、モリトが「亮介好みの曲」と言う。
鈴木常吉さんの「思ひで」だ。
おお!嬉しい!!
スモークまで来た甲斐があった。

モリトたちと桜坂劇場に戻る。
さあ、ある意味、今回一番楽しみにしてたColloidが始まるぞ!
と、劇場前、ガンジーさんのベースをガチャピンさんが。
すかさず加わるモリト。
ザッツ、アサイラム!!

そして、いよいよColloidが沖縄で初めてやる!
その瞬間に立ち会えた幸せ。
モリトが「魔女だ!5人の魔女だ!」と叫ぶ。
よう子ちゃんが「みんな魔女にな〜れ!」と応える。
なんかわからんけど、さすがよう子ちゃん!
ええ感じ(笑)
そして曲が始まる。

すごい!一曲目の終わりから沖縄の人たちの大歓声!
嬉しいー!
ほんま、すごい娘たち。

モリトのいう魔女、ほんまやなー。
5人が、ほんまに、それぞれの持ち味を、
全部曝け出すように出して、Colloidの音楽になってる。
ほんまに素晴らしい。
メンバー、他にも、いろんな組み合わせでやったりするけど、
5人が揃わないとColloidの名前は使わない。
その意味がすごくよくわかった気がした。
ゲストが入って足すことはできても、
絶対に一人も引けない5人やもんなあ。

なんか途中で体が火照って来た。
明らかに酒のせいではない。
こんなすごいことを、みんなが好きなことやってる感じで、
自由奔放にやってるように思えるのが、
さらにColloidのすごいところやと思う。

ワシの前の席に座ってた平井さんが、曲が終わるごとに振り返って、
「なんじゃこれ!とんでもない!」と言って興奮してくれてる。
終わってから話すると、
「明らかに世界レベルの音楽。
動画で観て、すごいのはわかってたけど、
これは生で聴かんとあかん音楽。
全員すごくて、一人も欠けられんメンバーで、
5人でColloidで、すごい曲の展開して、
もう、お腹いっぱい!と思ってるのに、
その向こうに、まだ展開があって、倒れそうになった。
Colloidは、暴力や」
ゆーてくれた。
Colloidが初めて生で聴いた人に、そう言ってもらえるのも嬉しいけど、
初めて生で聴いて、ここまでColloidの本質を捉えられる平井さんと、
気が合う友だちであることも、なんだかすごく幸せなことに思えた。

最後の曲「夜の舟」が終わった時の大歓声。
ああ!やっぱり、今回「Colloidが出る」と聞いて、
アサイラム参加を決めた、ワシの判断は間違ってなかった。

平井さんやイズミちゃん、ワシの沖縄の大事な人たちに、
聴いてもらいたかったので、ほんまに嬉しかった。

けっこう気持ちが昂ってて、
おさまりがつかない感じだったので、
スモークでやってる「福島ナイト」に行ってみた。

昼間観た「三ヶ田とくにお」さんがやっぱりかっこええなあ!思ったり、
初めて聴く「サカモトトシユキ with ウザワ」さんのハッピーやけど、
ギターがちょっと変態っぽい音楽がおもろかったり、
「嫌になった」を大合唱したり、夜中まで、めっちゃ楽しかった。
三ヶ田さんたちとミーワムーラの話できたのも、嬉しかったなあ。
長い間、ライブ観られてないミーワムーラ、
また是非、関西来てください!

ちなみに、このライブの投げ銭係は、この人(笑)
豪華!

そろそろワシの電池切れかけた、午前1時過ぎ、
とんちピクルスさんのライブ、始まっちゃった(笑)
こうなると帰れない。

とか言いつつ、終わってからも、ウザワさんと、
ニューウェーブの話とかで、盛り上がる。
この後、ウザワさんとは、いろんなところで出くわすのだが、
こんな若い人とデュルッティコラムの話できるとは思わなかった。

と、こんな感じで、アサイラム初日は、
幸せのうちに終わったのであった。

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