Blue asiaシリーズ「Sketches of Myahk」。

しまった!久保田麻琴さんの「Blue Asia」シリーズは
ほとんど持ってるつもりだったけど、
こんな重要なものを忘れていた。
Blue asiaシリーズの「Sketches of Myahk」。
このYou Tube動画もギターの入り方などからしたら、
「Sketches of Myahk」の「ミャークズツのアーグ」と
同じか、ラフスケッチかラフミックスではないか。

しかし、この圧倒的な哀感!
久保田さんの解説によると人頭税が課されて酷烈を極めた
琉球王朝時代の宮古地方の池間島である年、
大飢饉で苦しんだ島民が命を懸けて
王府に年貢の免除を願い出たところ、
王府も流石にこれを認め、
その凱旋の船で歌われたのが始まりの歌らしい。

凱旋と言っても、喜びより圧倒的に裏にあるはずの悲しみが
染み出て来ている。
それほど、琉球王朝時代の宮古は虐げられていたのだろうか。

歌者と三線の長田孫太郎さんの清明でありながら、
聴く人の胸をかき乱す哀感のこもった歌声はどうだろう。
もう、悲しみは歌の中に込められている、
それを無理矢理悲しく歌おうとすると嘘になる。
淡々と、事実を述べるように淡々と歌いながら、
長田孫太郎さんにしか出せない哀感がでている。

これが宮古のサウダージであり、ブルースであり、ソウルであることは、明白だ。

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