やっと友川カズキの「花々の過失」を観賞。

ちょっと落ち着いたので、やっと友川カズキの「花々の過失」を見る。
いやあ、すごいものを見た。すごい人や。
なんか飲み込めないかたまりを無理矢理口の中に突っ込まれたような気分。
歌に、生き方に、嘘の入り込む隙間もない。
なのに何故か張りつめてるという印象ばかりではなく、どことなく愛らしくもある。
人間的な魅力が、ワシにとってはとてつもないんだろうな。
本編にも特別編にも入っていた飛田百番での演奏と、
人のいない夜のフェスティバルゲートでの演奏が凄まじい。
大阪人としては少し嬉しかった。
映画には特別編はなかったんだろうから、
この演奏だけでもDVDを買った値打ちがある。

ずっと旅してるわけではないのに、何故かロードムービーを見た感じがする。
「人生は旅」みたいなありふれた話をするつもりはないけど、そんな気がした。

それはヴィンセント・ムーンの演出によるのかもしれない。
ほとんど手持ちのカメラ。顔というよりも頬、眉というくらいの極端なアップ、
しかし、そのアップも指や手の甲を追いかける方が多いかもしれない。
映像も編集も見たことないくらい斬新なものなのに、
ひとつひとつが理屈じゃないところで腑に落ちる。
文字通り、腑に落ちていくのが、自分でわかるのだ。
さすがにR.E.MやBeirutといった本物のミュージシャンに
名指しで指名されるだけのことはある。
すごい監督だと思う。

ドキュメント映画としては「行き行きて神軍」を見たときくらい、
いやもしかしたらそれ以上の衝撃を受けた。

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