とんでもないお宝を発見してしまった。

※写真クリックで動画に。

いつものように、YouTube流しっぱなしにして、
音だけ聴きながらパソコン作業してると、高田渡さんの声が聴こえて来た。
短く渡さんが終わると、今度は大工哲弘さん、
続いて、これは、あの嘉手苅林次さんやないの??

なんや?これ?と思って、映像を観てみると、
筑紫哲也さんが司会する金曜深夜便というテレビ番組の動画だった。
テーマは、ワシの大好きな詩人、山之口貘さん。
渡さんも筑紫さんもお元気そうだから、たぶん20年くらい前の番組なんだろう。
※なぜか、動画が直接埋め込めません。
上の写真をクリックして頂ければ、動画に飛びます。

なんと、佐渡山豊さんの演奏と重ねて、
山之口貘さん本人の朗読まで聴かせてくれる。
貘さんの声って、もしかしたら初めて聴くんやないかな。
ちょっと甲高い感じが、なんだか想像通りで嬉しくなった。

そして、後半は、渡さんのスタジオライブ。
これがまた!!
コーラスやってるのが、渕上純子さん。
クレジット出てないけど、チューバは関島岳郎さんで、
クラリネットは中尾勘二さんやんなあ。
つーことは、なんや変わった弦楽器弾いてるのは、桜井芳樹さんか!

何、このワシの好物のオンパレードは!!

これはきっとあのアルバムの発売と絡んでるはず。
それは、ワシにとって、すごく大事なアルバム。
高田渡さんと、佐渡山豊さんが中心となって、
貘さんの詩をいろんな人が歌ったトリビュートアルバム「貘」。

これの発売が、1998年だから、その頃の映像なのかもしれない。

高田渡さんや大工哲弘さんは、以前から好きで、
お二人の影響で山之口貘さんを好きになり、
このアルバムに辿り着き、繰り返し、繰り返し聴いて、
このアルバムに参加してるつれれこ社中経由で、
鈴木常吉さんを好きになり、
ふちがみとふなとさんや、嘉手苅林次さんも聴いたり、
ライブに行くようになった。
石垣勝治さんや大島保克さんを知ったのも、このアルバムだと思う。
そして、何年か後、山之口貘さんと高田渡さんに誘われるように、
栄町の「生活の柄」に行った。
カウンターにこのアルバムが置いてあったので、
「あ、俺もこのアルバム、大好きなんです。」と言った。
それが、生活の柄の主人で、マルチーズロック のボーカルである
モリトとの初めての会話だったと思う。

このアルバムに出会わなかったら、
今のワシとはだいぶ違った人生を送ってたかもしれない。

福岡に住んでる時、福岡西部地震に遭遇した。
そのとき、棚から落ちて、このアルバムのケースはボロボロになってしまった。
幸い、CDそのものは、無事だったので、そのままずっと大事にしている。

この動画、リンクだといつか消されてしまうかもしれんな。
なんか、データに落とせる方法、ないかなあ。
それって、違法なんやろか?

「貘」の制作に携わった神谷さんのコメントで、
やはり、レコ発絡みの番組だったことがわかりました。
TBS・金平茂紀さんの肝煎りだったそうです。
船戸さんも出演予定やったらしいです。
(20230414記)


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