カニコーセン 、ペニー・スー、松本ベイブリッジ歌謡道場@釜晴れ。
今日は、昼間から西成釜晴れへ。
やっと夏!な感じのクソ暑さでしたが、
西成は、日陰を見つけては、涼んでる方がいらっしゃって、
何となく、ワシがガキの頃の夏を思い出します。
さて、ライブはカニコーセンくんから。
いきなりコロナ・ソングの連発(笑)やるなー。
カニくん、自粛中に、いろいろ曲作ったんかなあ、
聴いたことない曲がけっこう多い。
しかも名曲になりそうな曲が続く。えらい才能や。
「サンデードライブ」は、最近ワシが一番よく聴いてる曲。
切なく美しい名曲や。
特に訃報続きの七月を終えた身には沁みまくる。
カニコーセン、ラストの曲はサッカさん作曲の「ありふれたドラマ」。
これも生では初めて聴く。嬉しい!!
この曲、何度か聴いたらクセになって、
一時、知らん間に口ずさんでおりました。
早く、二人のユニット、デビューしないかな〜。
強制アンコールは、「ヤギアキコのお○んこ」(笑)
女性も大声で歌ってました。昼間から。
天国にも、地獄にも見えました。
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二番手は、ペニー・スーくん。
けっこう久しぶりやなあ。久しぶりなだけあって、ペニーくんも新曲が多い。
情念が煮凝りになったようなペニーくんの曲もワシは好き。
自粛中に作ったという新曲も良かった。
切ない中にも、下世話な情念がちゃんと盛り込まれてて、
さすがペニーさんですわ。
最高齢の競輪選手、高松美代子を歌った
「ジャスト・ライク・美代子」も好きな曲。
ペニーくんの曲は、なんか俳句のように、
聴いたあと、心に余韻が残って、しがみたくなる、
そこはかない悲哀があるなあ。
トリは、ワシお初の松山ベイブリッジ歌謡道場さん。
パチモン大衆演劇みたいな格好が、もう素敵。
自己紹介のMCから、ネジくれたキャラが見えて来て、
カニコーセンくんと気が合うのが、わかる気がする。
その自己紹介がまた長い(笑)それによると、
元々はノイズミュージックをやってたらしい。
基本カラオケなので、歌うのかな?と思ったら、一曲目は踊るだけ(笑)
二曲目は、自作のカラオケかな?
それが、ノイズ由来なのかはわからんが、
ローファイな音作りは、ワシ好み。
ほんで、ようやく歌ってくれはった。(笑)
続いても踊り。ど演歌に載せて。
サブカルとアバンギャルド煮しめて、
サイケをふりかけたみたいなパフォーマンスやなあ。
野坂昭如さんの「サメに喰われた娘」。
よくこんな歌、探してくるなー。
相当なくせもん、まだまだ掘れば、おもろいもんが出てくる油田と見ました。
もうちょっと、追いかけてみよう、と思います。
いやあ、なんか真昼の闇鍋みたいな、おもろいライブでした。
終わってから、カニくんや他のお客さんと鈴木常吉さんの話をできたのも良かった。
やっぱり、人と話さないと、思いって、お腹に溜まっていくんやなあ、思います。
ワシの中には、まだまだ山ほど、鈴木さんの話が眠ってるんやろなあ。
ひとつひとつ掘り起こして、名前を付けるようにして、思い出すことで、
鈴木さんと過ごした時間を、きちんと自分のために
役立てることができるような気がしてます。