(つづき)二条城見学。
香雲亭で魂抜かれたようになって、
しばらく東屋にぼ〜〜っと座って、堀を眺めていた。
なんか幸福過ぎて、他のこと考えるのが面倒になってきたが、
せっかくの二条城、二の丸御殿を見学いたしましょう。
ワシは、二の丸御殿の唐門が、前々から好きなのだ。
きらびやかなのに、なんかシックな感じもあって、
来るたびに、寄ってみたり、離れてみたりしながら眺めてしまう。
茶色い木とのバランスが
さらに素晴らしい。
さあ、本丸御殿。
御殿の中は撮影禁止。
これはこれでいい。
これでもか、これでもかと襲ってくる狩野派の素晴らしい襖絵。
天井も、欄間も、金具も、目に見えるすべてに細かで美しい意匠が施されてるんで、
撮影してたら、撮影することに神経行って、そのものを楽しめなるかもしれない。
日本の数ある御殿の中でも、ワシが観た中では、最高に素晴らしいと思う。
とか、考えながら歩いてたら、
近くの女性が「橋本さん?」と声をかけてきた。
え?最初どなたかわからなかった。
「みきです。」ん?三木さん?
マスク取ると、あっ!美紀さん!!
カンザスシティバンドのいろいろお世話をされてる方で、
ライブでよくお会いするのだが、東京在住なので、
意外過ぎて、思いつかなかった。
美紀さんは、観光関係の仕事をされてるので、
お客様と一緒にいらっしゃってたらしい。
その時は、お客様とは別行動。
御殿の素晴らしさなどを興奮しつつも、
大人だし、このご時世なので、
小さな声で語り合う。
3月〜4月、ワシが少しノイローゼになりかけてたとき、
カンザスシティの下田さんに、お声かけてもらい、
ずいぶん気持ちが落ち着いたこともあったので、
そのお礼も言えてよかった。
お客さまとは、二の丸御殿のお庭で待ち合わせということで、
ワシも本丸御殿に行くのに、そこを通るので、
しばらくご一緒させて頂く。
と、今気づくと、御殿出てから、写真撮らせてもらえば良かった。
ワシ、基本一人行動が多くて、人物写真撮ることがあまりないので、
こういうとき、そういうことを忘れてしまいがち。
美紀さん、今度一緒に写真撮らせてくださいね!
今日は、ありがとうございました!
遠足か修学旅行の子供たちも、
けっこういた。
正面から観ても、やっぱりどことなく大陸っぽい。
鯉が多い。
しまった!ここで水を切らしてしまった。
青紅葉も美しい。
美紀さんと別れ、二の丸御殿の庭を横目に観ながら、
本丸御殿へと向かう。
残念だったのは、本丸御殿が、今修理中なのだ。
よし!完成したら、また香雲亭の朝ごはん食べて、
二の丸、本丸とコンプリートしてやる!と誓う。
まあ、それにしても二条城、広い。
予定では、10時半くらいには、四条烏丸に出るつもりだったが、1時間近く押してしまった。
観る予定にしてた映画、ギリギリの時間だ。
ということで、映画篇に続く。