とんちピクルス&なかむら旅館バンド@海士町 紺屋。

素晴らしい夜でした。昨晩のとんちピクルス@紺屋。
紺屋はなかむら旅館から棟続きで外に出なくていける居酒屋。
今回のタイトルは「とんかつピクルス」ってことで、
生まれて初めてくらいのぶ厚くて、柔らかく、めちゃウマのトンカツを頂いて、
満腹になってからのライブでした。

ここのライブをいろんな人から聞いて、
「いつか行ってみたい!」と思ってたので、
このライブこそ、今回の旅の最大の目的でした。
そして、素晴らしい観客、素晴らしい環境、素晴らしい酒で、盛り上がった
素晴らしいライブでした。
みんなが口を揃えて「いいよー」と言うのがわかる、
きっと地方創生のモデルになるくらい成功してる海士町の
元気のある一翼をなしているのが、この場所なんやないかと思いました。

とんちピクルスさんは今回ここでは2回目らしく、
前回も来てたお客さんもいて、最初から盛り上がる感じ。

「初めて!」というお客さんも楽しそう。
でも、無理矢理ワーワー騒ぐ感じは全くなく、
聴かせる歌ではきちんと聴く、文化度の高いお客さんやなあ、と感心しました。
きっと質の高いライブをやるなかむら旅館さんに、耳を鍛えられてるんやろな、
とかステージだけでなく、客席にも目を配りながら、観ていたのでありました。

一部は「カッコー夜風」以外はノリのいい曲で盛り上げといて、
二部はしっとり始まる、とんちさんの構成も流石です。
二部の「鍾乳洞の長い旅」から「君の手」「夢の中で泣いた」と
MCなしで続けた流れはみごと。
昨晩の白眉でした。
そしてその鍾乳洞のとき、気づいたんですが、
ご主人の中村さん操る照明も、みごと。
本当に鍾乳洞を歩いている気分、そして鍾乳洞を出た途端、
秋の気配まで感じて、ゾワッ!としました。
そして、音も素晴らしく良かったです。
PAもご主人がやってはるんだけど、この空間にこんだけ人がいるのに、
うまいこと響かせてるなー、と感心しました。

「夢の中で泣いた」は、ワシの聴いた中でも何本かの指に入る名演。
これはたぶんわしの問題でもあるんやろうが、
初めての土地、それも船で3時間近くかかる土地に来てるので、
最初の「貨物列車の中で…」のくだりが、ものすごくリアルに感じて、
生きてくことの寂しさが骨身に染みて、
『「夢の中で泣いた」で泣いた』になるとこでした。

二部ではワシも初めて観る、マジックショーも!
しかし「濡れマンボ」の間奏でのマジックは失敗。
泣きのもう一回、なぜかとんちマジックは、エロ演歌でやることに決まってるらしく
「あたし女です」でみごと成功!
とんちさん曰く「エロ演歌はまだまだあるから、成功するまでやるつもりだった」(笑)

これは「沖縄へ行きたい」のダンス。

ラストソングは、これも初めて観た!ウクちゃん、ネパちゃん、イリコちゃん、
とんちさんの4人で、(まあ、つまり1人なんだが)「ゲットワイルド」!
おもろかったなあ!
忙しそうなとんちさんが一番おもろかったわ。

そしてアンコールは、客席挟んでとんちさんのトイメンに、なかむら旅館バンド。
ご主人のテツさんがギター、奥さんのみかさんが鍵盤、
娘さんのうたちゃんがドラム、店員のリュウくんがベース。

歌は訳矢野絢子さんバージョンの「素晴らしきこの世界」。
なんか今日という日を象徴するような、柔らかくあったかい演奏で、
とんちさんの声も微笑みながら歌っているようでした。
最後の最後はやはりあれ!マンタッチ!うたちゃんがいる前でいいの?(笑)
イントロからイアン・カーティス踊り、炸裂!
ワシも当然「やってなーい!」言わせてもらいました。

ライブあと、ええライブやったんと、階段登れば寝床という安心感で飲みすぎましたが、
海士町の方といろいろ話せて良かったです。
海士町、この10年でめざましく変わったらしくて、
それを住みながら見てきた人たちの話は、ほんと勉強になりました。
来年は、なかむら旅館や米子のピコさんが中心となって、
海士フェスというのをやるらしい。
もちろんとんちさんや、浜田真理子さんやナオユキさんなど、
そうそうたるメンバーが出演予定らしい。皆さん、行きませんか?
きっと隠岐の島のことが、海士町のことが、なかむら旅館のことが、
好きになると思いますよー!

【11月8日追加】そうだ、ライブレポートには
音源をリンクすることにしてたんだった。
遅まきながら、とんちさんの動画集をリンクしておきます。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA