グラサンズ@ムジカジャポニカ。

グラサンズ、最高に良かった。

今日は、なんとなくメジャーな音楽しか聴いたことなくて、
ライブもホールライブ、ドームライブとか大規模なとこしか行ったことない人に、
この良さを、どう伝えようか、と思いながら、聴いてみた。

きっと整理された上に厚く塗ったメジャーな音と比べると、
グラサンズはすごくゆるい。
要所要所は固めるけど、ゆらぎが多い。
ある意味、整理されてない音が混じったりする。
けど、そこが、そここそが、ものすごく、えーのだ!

だいたい、人生なんて整理されたとこから始まるわけじゃなく、
全員、訳わからないとこに、徒手空拳で進んでるみたいなもんだから、
なんか、そのゆらぎ、みたいなもんこそ、
「そーだよなー」とワシが思ってしまうポイントなんかもしれん。

悔しいのは、田渕さんのソロ観てても思うんやけど、
たぶん、グラサンズはそれを分かって音楽作ってる。
そしてメンバーも、それを好きで、
整理のつかない音を出してる。
その整理のつかない音のため、
グラサンズのメンバーは8人必要なんだと思う。
「確信的なゆらぎ」とでも言おうか。

最高!グラサンズ!!

「鉄格子の月」は、メロディも歌詞も演奏も、
そんな整理のつかない人生を、
整理のつかないまま、
確信を持って音にした、
まさにグラサンズにしかできない名曲だ。

グラサンズの音には、
整理のつかない音はあっても、
無駄な音は、ひとつもないのだ。

コメント欄、賑わって嬉しいです。
(20231222記)

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