維新派最後の夜@平城宮跡。

昨日は昼間広島にいたんだが、
16時半までの新幹線に乗れれば、
行きたい!行かねば!!と思ってるところがあった。

平城宮でやってる維新派が、千秋楽だったのだ。
そして、屋台ライブではスパンコロイドが出るのだった。
維新派は今年で終わり。
ということは、今日の屋台ライブは、維新派40年を超す歴史の
トリもトリ、オオトリのライブなのだ。

ギリギリ、19時ごろ最寄りの西大寺に着く。
確か芝居は19時15分終了予定。
ライブはそのあと。
つまり歩いてたら間に合わない。
前回までは律義に歩いてたが、飛び道具の出番であろう。
ワシはタクシーで、維新派屋台村の近所まで、かっとんだ。
着くと、舞台の後ろの草原が明るく照らされていた。
千秋楽迎えたので、言ってしまうが、
美し過ぎて驚いたラストの仕掛け、
ステージの向こうに広がる青々とした草原、
その照明だ。
どうやら間に合った。
この照明を横から見られたのも嬉しい。

この照明に輝く草原を右手にあるステージ、
その向こうにある客席から見て、
あっと驚いたのは、初日の公演だった。

かなり寒かったので、泡盛のお湯割りをとりあえず手に、
屋台ライブの舞台に行くと、
さわさん、テルさんの親子。
テルさんも芝居を見たらしい。
「凄かった!!」
うんうん!テルさん、絶対好きやと思うわ。

さわさんとテルくんの親子。
芝居を見たテルくんの満足そうな笑顔!

けど、公文があるとかで、この後走って帰らはりました。

ジョンソンtsu親子や國木まちことかと喋ったり、食ったりしてる間に、
スパンコロイドが始まった。
スパンコロイドは、
たゆたう+かりきりん+池田安友子さん=コロイド
コロイド+スパンコスモ+α=スパンコロイドって構成のバンド。
今まで関西ではライブしてないので、
もちろんワシも初めて聴く。

ライブ前のスパンコロイド。

一曲目から、いや一音目から驚かされた。
なにこれ?
アフリカンな女性のユニゾンコーラス。
グワッと入ってくる。
すげーぞ!すげーぞ!!
楽器もみんなてんでバラバラにやってるようで、
けど、お互い関係し合って、一か所を目指している。
なんか、グランドのあちこちにいる人が
「よーいドン!」で、一斉に一か所を目指して
走り出したみたいな感じ。

この色の取り合わせが、まさにスパンコロイド!

維新派のラストステージには、このバンドしかない!
と思わせるすごい音でした。

次はスパン子さんのアイヌっぽいやつで、
聴いたことある曲なのに、
全然違って聴こえる。
さっきのアフリカンな曲との違和感が全くない。
そうか、まだ3回くらいしかライブやってないバンドのはずやのに、
もうスパンコロイドの世界が出来上がっているのだな。

ジョンソンtsu君の娘さんも音楽に合わせて踊ってる。
そう、素晴らしいのは、それだけ複雑で難しいことやってるのに、
めちゃくちゃ楽しいのだ!
ワシも踊り出したかった。
近くで見てた、まちこによると
「かなりおにぎり転がってたで~」つーことやった。

熊ちゃんとスパン子さんの息子ほうすけ3も登場。
実は、さっきほうすけ3が最前列に座ってたワシの前を
走って通りかかったのだが、
ワシは座ってて前向きながら首だけで挨拶、
ほうすけ3は走ってたので、軽く手を挙げるだけで挨拶。
小学生相手に、町中で部活の先輩に会った高校生のような挨拶をしてしまった。

そのほうすけ3、ドラムソロまでこなした!
これ、小学生の力量ちゃうで。
ほんまにつわもの揃いのスパンコロイドに、
少しもひけを取らんなあ。

ほうすけ3のドラムソロ。
そして池田安友子さんさんとのバトル。

ラストの曲、ここまで登りつめたのに、さらに高みがあったのか、
と驚かされた。
カオスのような音の洪水、でもそれぞれに目的地が分かってて、
それを目指しているから、迷いがない。
ぐいぐい進んで行く。
そして、バラバラに歌ってた女性の声がひとつにまとまったところで、

バックの音楽が、消えた。

女性のユニゾンコーラスだけが響く。

かっこいい!素晴らしい!美しい!!

これで終われるわけがない。
怒涛のようなアンコール。
振り返れば、屋台村にいるほぼすべての人が
集まってきてるかのような大観衆。
さすが、維新派のお客さん。
今起こっている事件のような音楽を
ちゃんと分かっていらっしゃる。

ライブが終わるとサーカスが始まったのだが、
もうライブでお腹いっぱいになってしまったワシには
それを楽しむ余裕がない。
今日もかっこいいガンちゃんのギターと
三原さんのトロンボーンを聴きながら
フラフラと歩いてると、白崎映美さんに会ったり、
出演者のバッキーさんや熊ちゃんと飲んだり。
最後の維新派の夜を喰い尽すぐらい楽しんだのでした。

橋の下以来っすね!
今日も映美さんは酔っ払ってま~す!

ヘロヘロになりながら、ギンちゃんとなんとか西大寺までは
辿り着いたのだが、もう各停しかなく、
一時間くらいかけて鶴橋まで戻ったのでありました。

どこにいてるのかよ~分からんようになる長い一日でしたが、
行ってほんまに良かったです!

スパンコロイドの皆さん、維新派の皆さん、
そして松本雄吉さん、
心から感謝を申し上げます。
本当にありがとうございました!

そうそう、帰りの近鉄電車で、ギンちゃんとアホな話してたら、
夫婦漫才に間違われたのでした。
その話が出てくるコメント欄はこちらから。
(20221025記)

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