ムジカジャポニカ10周年祭【７月１８日　後篇】。

タクシーで駆けつけた先は、ワシのホームとも言える
ムジカジャポニカ。
そームジカジャポニカの１０周年ライブなのだ。
遅れるわけには行かない。

１０周年の記念料金１０００円なのだが、この１０００円で２ドリンク。
つまり、ノーチャージなのだ。
しかも、この日の飲み代は、出演者に渡されるらしい。
飲み屋に育てられ、ライブで育ったせい子さんらしい、
粋なシステムだ。
せい子さんのこういう筋を通すところ、感謝の気持ちを忘れないところ、
そして、こういうやり方を通じて、若い世代に
ライブハウスでの飲み方を教えていくというやり方、
本当に頭が下がる。
尊敬すべき姉さんや。年下やけど。

予定時間より少し遅れて、せい子さんの乾杯の音頭。

姉さん、かっこいい！男前！！女やけど。
で、自転車で駆け付けたナオユキさん登場。
さすが、ナオユキさん！すぐさま場を読んで、
さっきの音太小屋とは全然違う、
普段の倍くらいのスピードの（ナオユキさんにしては）マシンガントーク、
倍くらいの音量（ナオユキさんにしては）の声で、
観客を煽りまくる。

観客もすぐにお祭りモードに！
ナオユキさん、役どころを心得てる。
同じネタでもナオユキさんの喋り方で、
こんなに違って聴こえる、というお手本を見た気分。
両方のライブ行って良かった！！

そして、ふちがみとふなとさん。

じゅんこさん、ナオユキさんのノリ、そのままに
なんか猛烈な勢いのライブ。
こんなふちふなさん、見たことない（笑）
で、いつも通り、マイペースの船戸さんに
「あんた今日、ミス多いで！」（笑）
「GoGoマングース」とか、もう観客全員巻き込んで、大合唱。
会場早くも、デッドヒート。
じゅんこさん「全然疲れてへんで！」と言いながら、
髪を振り乱して、歌う。
ミュージシャン一組目なのに、アンコール！
あ、その前に、せい子さんのリクエストで００９。
大笑い！
アンコールは、せい子さんもステージにのぼり、
「ワイルドサイドを歩け」。
大好き！ほんでかっこええ！！

熱気と人口密度にしんどなって、外で休憩してると、
またもやナオユキさんの声。
いそいで、中に戻る。
どうやら、ライブの間全部に登場するようだ。
結局、この日は計４回、ナオユキさんのステージを見た。
しゃーわせだ。

そして、ハッチハッチェルオーケストラ。
これがまたすごい熱量のライブだった。

その熱量は、演者も観客も。
どの曲も、観客が歌い出す、アツアツのステージ。
本日、ムジカは机をほぼ取っ払ってたのに、
入りきれないほどの観客で、それが口々に歌う。
しかし、その音を凌ぐ音量での演奏。
インスト部分では、フリージャズか！と思うほどの、
気の狂った、スピード感のある演奏だった。
そうなっても、軸のずれないとこが、
ハッチハッチェルオーケストラの、演奏能力のすごいとこだ。
じゅんこさん、また「全然疲れてへんで！」と言いながら、
踊りまくってた（笑）

また人酔いしそうになって、外で休憩。
しばらく動けないくらい、すでに体力をつかってるようだ。

トリは、ギターパンダ先生。
客席にいるだけでも暑いのに、着ぐるみ、大変やろうなあ。
早く、脱がせてあげたい！
パンダ先生のときも観客のテンションは高いままだ。
ほんま、ナオユキさんを含めてのこの４組は、
ムジカジャポニカのレギュラーメンバーって感じで、
１０周年には、この４組やろな！と誰もが納得しながら
盛り上がっている。

アンコールは、ふちふな、ハッチハッチェル、
疲れて少し寝てたナオユキさんも登って、
なぜか「レットイットビー」に乗せて、
それぞれの気持を語るコーナー。