カニコーセン &泊@神戸稲荷市場。

神戸稲荷市場。
夕方から泊さんとカニコーセンさんのライブ。
気になってたんで、早めに稲荷市場探索。
ライブ前から何もかもが、素晴らしい光景です。

稲荷市場、ホルモン中畑。
ライブ前の賑わい。
一串50円。
芋水300円。

おっと、稲荷市場があまりに素晴らしく、
肝心のライブ、報告するのを忘れるとこでした。

ライブ先攻は泊のお二人。
東阪分かれて住んではるのと、
最近はボーカルの笹山鳩さんの漫画家山田三助としての仕事も忙しいからか、
入念にリハーサルやっておられました。

本番は、30人は越えてるかな?満員で外で聴く人もいるような会場。
鳩さんのボーカルは今まで聴いた中で一番くらいの調子良さ、
細かい奥ヒダまで、気持ちの入ってるような表現力で、
ホーミー風の発音やヨーデル風の発声もレベルアップしてました。
そして、その歌を支えるのは、この人のこのギターしかないんやろうなあ、
武村さんの繊細なギター伴奏。
消え入るような小さな音でも、
しっかり響かせるテクニックは、
ホント素晴らしい!
カバー、オリジナル交えの昭和初期歌謡、
久しぶりに聴きましたが、
何度聴いても飽きませんねー。

そしてカニコーセン!
今日は奥さんと二人の、
オリジナルカニコーセン。
レコ発ということもあって、
演芸少な目で、名曲をぐいぐい演奏する感じでした。

カニさんの場合、笑いのセンスも一流なんで、
紛れてしまいがちですが、
メロディーも歌詞も、
ほんと素晴らしいと思う。
決して自分の目の高さから浮くことなく、
そこから見える社会を映し出す歌詞、
そして、それを忘れられないものにするメロディー。
マジな曲でもユーモア満載の曲でも、
そこがぶれてないので、
一見、両極に見える音楽をやっていても、
カニコーセンの世界はビクともしない、
どころか、より厚みを増すんだなあ、
と実感しました。
だからこそ、このレコ発を稲荷市場でやりたかったんじゃないかな?とも思いました。

そして、あの声。
カニさんほど、自分の声をよく分かってる歌い手はそうそういない気がします。
しかも、それに浸るのではなく、
あの声だから、このメロディーが合う、
と冷徹に判断する声への理解。
カニさんのメロディーと歌詞に、
カニさんの声は、ピッタリなのだなあ、と改めて思いました。
けど、カニさんの曲自体名曲なので、
アズミさんや他の人が歌うとまた違った良さが出るのですが。

そして、奥さんのベースラインは、その曲に、
多すぎも、少なすぎもしない音を足していきます。
奥さんも、カニさんの曲のことを良く理解してるんだなあ、名パートナーやな、
と思いました。

新曲にして、もうマスターピースの風格のある「インクライン」は、
ニールヤングを思わせるメロディー(川島さん談)で、
行ったこともない加古川の工場街の風景がありあり浮かんでくる名曲。

稲荷市場といい、ライブといい、
文句ナシの時間を過ごしつつ、
帰りの電車が不安やったワシは、
早目に退散し、
カニさんに敬意を評す意味を込めて、
ファミマで缶チューハイ買って、飲みながら、
神戸駅に向かったのでした。

しかし、これは忘れませんでした。カニコーセン の新譜、ゲット!
カニコーセン の店

缶チューハイ買うのを我慢しなかった
帰り道。

帰りのJR在来線で飲んで、
ああ、ワシも、とうとう
あの人たちの仲間入りしたかと思った
帰り道。

そして大阪駅まで持たなかった帰り道。

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