解説、カニコーセン。
カニコーセンとは。
播州汚泥フォーク界の第一人者、他の追随を許さない孤高の存在です。
ま、播州汚泥フォーク界には、一人しかいないと思うので、
当然そうなるのですが、どちらにしても唯一無二の存在であることは、
間違いないでしょう。
元々、ご夫婦でやっておられたのですが、
お子さんができてからは、一人のことも多いです。
ユニット名で「左翼野郎かよ!」と思う方も多いかもしれませんが、
少々違うと思います。
まあ、底辺に近い人々の歌、という意味ではプロレタリア芸術と言えないことも
ないかもしれませんが。
さっきも言いましたが、元々ご夫婦でやってたので、
「夫婦バンドって何があったっけ?」
「紙風船ってあったなあ」
「なんか蟹工船ににてへん?」ということで、決まったらしいです。
これも、本人談なので、嘘かも知れませんが。
ある意味、こんなに真剣にサブカルチャーやってる人、
他にはおらんよな~~と思います。
メインカルチャーに対しての、って意味もあるんでしょうが、
メジャーな曲の替え歌も多いです。
そのメジャーな曲のメロディで、底辺に生きるろくでもないダメ人間の
悲しくも楽しい日常を歌いあげる曲もあったりして。
ところどころ、かなりシュールなところもあったりして。
それがたぶん本人的には全部計算されてる気がします。
ワシ個人的には、結果的には落語と共通するところがある気がして、
ひとことで表すと、「諧謔」かなあ、と思います。
では、まず、この曲から。
AZUMIさんもカバーしてる「播州平野に黄砂が降る」です。
この曲、めっちゃ名曲やと思います。
大好き。