「泉屋ビエンナーレ2021Re-sonation ひびきあう聲」@泉屋博古館。

昨日は、京都鹿ヶ谷の泉屋博古館の本館※に行ってきた。
ここは、ロケーションもいいし、建物も庭も好きだし、
入場料もお安いので、大好きな博物館。
そこで、「泉屋ビエンナーレ2021Re-sonation ひびきあう聲」てのをやってたので、
久しぶりに行ってみたのだった。
※分室は東京、六本木ヒルズのすぐそばだけど、現在休館中。
2022年春にリニューアルオープン予定。

泉屋博古館と言うと、なんと言っても中国の青銅器コレクションが有名なのだが、
その青銅器に刺激を受けた、現代の作家の展覧会らしい。
ポスター観たときから、もう行きたくて仕方なくなってた。

泉屋博古館は鹿ヶ谷にある。
市バスを東天王町で降りる。
あとひとつ向こうのバス停は、学生時代に住んでた真如堂前。
ほんま、ええとこに住んでたのに、学生時代、
その良さを全然理解してなかったなあ。
東山に続く坂道を登る。
あんまりびっくりしたのでSNSには、速報で載せたのだが、
道端に棕櫚の幹かなんかが、切っておいてあって、
見たこともないほど、巨大な青虫かと見えてしもて、
「うわ!」と叫びながら、後ろにジャンプしてた。

土曜なのに、この状況なので、周りには誰もいなくて助かった。
人に見られてたら、めっちゃ恥ずかしいわ。

この辺りは、京都でも有数のお屋敷街。
でかいだけやなくて、歴史や風格を感じるのが、さすが京都やわあ。
目的地の泉屋博古館は、この向かい辺りにあるのだが、
元々住友家のお宝を展示するために建てられたらしいので、
元は住友家のお屋敷だったのかもしれない。
ちなみに泉屋は、住友家の屋号らしい。

数分歩けば、永観堂や哲学の道、その裏手には、東山と、
京都好きには、たまらんロケーション。
建物も近代的なのだけど、そんなに高いとか、
その景観を損ねることのない配慮がなされてて、
素晴らしい。
まあ、青銅器をコレクションしてた15代目住友吉左衛門は数寄者で有名だったらしいから、
無粋な建物やったら、名が廃るってもんでしょう。

建物の内部も素晴らしい。
なかなか上手く撮れないのだが、
中央に吹き抜けの階段室があり、
その周りに高さの違う展示室が配置されている。
展示室同士も、また別の階段で繋がっている。

つまり、どの展示室にも階段室から行けて、
基本的には展示室から展示室に観て回るけれど、
途中で帰りたくなれば、階段室に行けばいい構造。
(現在は、閉じられてるドアもありますが)
あまり有名じゃないのかもしれんけど、
名建築のひとつやと思ってる。

まずは、泉屋博古館自慢の青銅器。

これ、ほんま展示物の1割にも満たないごく一部。
中国古代殷(商)周時代のもの中心に、春秋戦国時代のものまで、
中国古代の青銅器が、これでもか!これでもか!!とあって、
もう壮観としか言いようがない。
そのひとつひとつに緻密な模様が施されてて、
こんな凄いもんを紀元前も紀元前、4000年くらい前から作ってたのか、
と思うと、なんか立ちくらみしそうな気になってくる。
たぶん、こんだけ集まってるのって、
世界有数なんちゃうやろか。

思わずワシは横山光輝先生の数々の名作や、
諸星大二郎先生の孔子暗黒伝の世界に入り込んで、
立ち止まったまま、
二度と戻れないところに行ってしまいそうになるのだった。

中でもワシは、鴟梟卣というミミズクが二羽、背中合わせになってる器が好きで、
ここに来ると、必ず、これを探すのである。
(最後の2つが、それ。その前のは1羽だけど、やはりミミズクをモチーフにしたもの)

そして、本日のメイン、「泉屋ビエンナーレ2021Re-sonation ひびきあう聲」である。

やっぱりポスターになってる佐治真理子さんの作品に一番惹かれた。
なんかこれも諸星大二郎先生の「生命の木」のさんじゅわんさま、思い出すなあ。
あと、やっぱり諸星大二郎先生の徐福伝説で、倭国の不二の山に着いたシーンの
倭国のシャーマンたちにも、見える。

すっかり諸星大二郎モードになってしまってたけど、
他の方の作品もそれぞれ面白かった。
「欲しい!!」と思ったのは、コレ。
「アダムとイヴ」がモチーフらしい。

作者観ると、やっぱり佐治真理子さんやった。
気になったので、家に帰ってから検索すると、
ああ、やっぱり好きや!!茶道具とか、たまらん!
Mariko Saji Art Work

ほんま、来た甲斐のある、充実した展覧会でした。

そして、中庭挟んで、向かい側の建物では、

木島櫻谷さんの展覧会やってて、この金屏風が素晴らしかったんやけど、
撮影禁止でした。

中国青銅器の常設展、ビエンナーレ、木島櫻谷、
3つの展覧会まとめて、800円は、相当、お得やなあ。

と、ニマニマしながら、ワシはグーグルマップを駆使して、
行きとは別のルートで京都の繁華街に戻るのであった。

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