THE HillAndon&リーテソンと港町コンボ@ムジカジャポニカ。

2日連続でムジカジャポニカ。
まずは、さあ、近頃巷で噂のTHE HillAndon。
平均年齢20代?くらいのバンドって、久しぶりやわあ。

今っぽいとこ、新鮮なとこもちょこちょこ覗かせつつ、
おっさんにもご機嫌なバンドサウンド。
しっかりした音してるなあ。
ボーカルが特徴的で華があって目がそっちに向くけど、
ガッチリしたリズム隊にしろ、
ソロ以外は、しっかりボーカルをサポートするギターにしろ、
体幹のしっかりしたバンドやと思った。
こういうバンドは、やっぱええグルーヴ出しよりますんやなあ。
ほんでギターソロがほんまカッコいい。
ギターソロが入ると、その曲のギアが一段上がって、ブワッと熱くなる感じ。
お!次の曲は、ドラムソロとギターソロ、二段のギアチェンジ。
やるなあ。おっさん、嬉しくなっちゃうわ。
ボーカルは,声も動きも華があるし、ほんま楽しそうに歌わはる。
ええですわー。
このボーカルは、ソロというよりバンドで活きるボーカルなんやろなあ。
ええバンドに巡り会えて良かった!

新曲「Singin’ On The Hill」は、なんとなくデッドとザ・バンドをかき混ぜて
2021年をふりかけたみたいな感じで、甚だよろしい。
それにしても、ギター、上手いなあ。凄いなあ!

次の曲は、なんとなくヴァン・モリソンっぽい。
まあどれにしろワシの大好物であることには変わりない。
あ、いろんなミュージシャンの名前出したけど、
彼らがそれを真似てるとか、そんなことでは全然なく、
自分たちのやりたいもの、自分たちらしい音を純粋に追求したら、
アウトプットがたまたま似てたって感じ。
すごく自分たちの音楽にストイックなバンドって気がする。
こういうバンドって、何かのきっかけで、あっという間にビッグになってしまいそうな気がする。
ライブハウスで観られるうちに、もっと観ておこう。
ラス前の曲、めっちゃ長い大作やけど、全然間延びも退屈もしてなくて、
ドラマチックで緊張感ある曲やった。
ええバンドやわ。

The HillAndonの音源およびグッズはこちらで。

続いてリー・テソン&港町コンボ。
ドラムレス、アコースティック楽器オンリーで、全員立ち演奏。マイク一本。
どの楽器もライン、引っ張ってない。
つまり、アンプラグド。
ビジュアルからして、かっこええなあ。
ほんで、音も、こりゃいいわ。
GOOD&OLD MUSIC。

テソンくんはアホやけど、音楽はほんま知的でカッコええ。
ボーカルも洗練されてて甘くオシャレ。
ほんで周りのみんな凄腕やから、ソロ回しもめっちゃ聴き出がある。
センスいい軽妙な音楽やけど、MCになると、やっぱりテソンはアホで、アホアホで、なんとなくホッとする(笑)

ケーゴの,クラリネット聴くの、いつ以来やろ。
ソロが切な過ぎて、ちびりかけたのに、
次の八木橋さんのギターソロまで涙腺と膀胱、刺激してくる。
ちびりそう、で、泣きそう。
さっきの秦さんのフィドルソロでも、
ちびりかけをギリギリ我慢したのに。
唯一のリズムセクション(ときどき八木橋さんが手伝うけど)の
一郎くんのウッドベースは、柔らかくて優しくて、全体を支えつつ、包む。

せやけど、ワンマイク&アコースティックって、
相当力量ないとできへんスタイルなんやろなあ。

テソンのMCのゆるゆるぶりが暴走(笑)
なにゆーてんねん、こいつは!
けど音楽始まると、いきなりカッコええやもんなあ。
そのギャップに一番笑うわ!
八木橋さんのスパニッシュがちょい香るギター、ほんま久しぶりやなあ。
ちょっと震えるくらいカッコいい。

※この動画、テソン君以外は、今回のメンバーではないようです。

ラストの曲で秦さん、客席乱入。
テソンは客席で八木橋さんのソロを聴く。

一郎くんのベースソロは弓で。
いやあ、スウィンギンで楽しく気持ちええ演奏でしたわ。

アンコールは練習なしで、「素晴らしきこの世界」らしい。
THE Hillandonのギターとボーカルも一緒に。
さあ、どうなりますことか。

ん?ええやん!ほんま打ち合わせもリハもなしなん?
ただのアホやないねんなあ、あ、アホなんはテソンとケーゴだけやけど(笑)
最後、テソンのシャウトがカッコよ過ぎ!
なのに終わり方は、少しグダグダで、
よーまとめきらずTHE Hillandonのボーカルの三木くんに助けてもろてる体たらく。
10歳以上年下らしいのに。
やっぱりテソンですわー。
でもそれ含めて、ええライブでした!

またこの組み合わせで、よろしくお願いします!

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