ムジカジャポニカ16th爆スペシャル！『ムジカで恍惚〜ふちふなと石橋英子』。

先週木曜はムジカジャポニカにワシにとっては初めての組み合わせ、観に行った。
石橋英子さんとふちがみとふなとさん。
こんなすげえ組み合わせのライブがあるんが、ムジカのすげえところやな。

まずは、石橋英子さん。
静かだけど、すんげえダイナミックな音楽やなあ、思った。
地中深いマントル層あたりから成層圏の向こうまで、
森の奥の源流から深海まで、
音楽が突き抜けていくような気がする。

単純な音の繰り返しが深いところまで刺さってくる。
これは、地球が奏でてる音楽ではないだろうか。
結果、うつらうつらしてもうた。
それが、めっさ気持ちええ。
何かが格別なんやろうなあ。

石橋さん、最近では「ドライブ・マイ・カー」の音楽で話題になった。
あの映画の音楽、むっちゃよかったよなあ。

二組目はふちふなさん。
ボーカルとウッドベースのユニゾンがなんか心をうねらせる。
石橋英子さんの音楽の続きみたいな気もする。
山之口貘さん高田渡さんの「頭を抱える宇宙人」も、
なんとなくその文脈で聴くと、すんなり理解できる気がした。

船戸さんのTシャツ、
今日はフレディー・マーキュリーらしいです（笑）
その流れじゃないけど、シャツを後ろ前に着たりするコミカルな歌で、
船戸さんの輪唱コーラスがおもろすぎて場内忍び笑いでざわつく（笑）

「手紙」はええ曲やなあ。最後の盛り上がりがすごかった。
なんかこの日のふちふなさん、深かったわー。
「稜線」や「ママの山羊は10匹」とか、
ちょっと映画的で静かな曲が続く。

「ガソメーター」のとき、
「こないだ一回やったたげやから、
どんな歌やったっけ？』と船戸さんの質問あり（笑）
なんとなく星新一みたいですげえおもろい曲でした。

石橋さんの余韻をかき消すかもしれんので、、
とやるかどうか迷ったらしい「ゴーゴーマングース」。
やらはりました。
コール＆レスポンスありで（笑）
純子さんは「心の海開き」と呼んでるらしい。

ラストは「日時計」。やっぱりこの曲好きやわー！
文句なしにいい！！

さあ、石橋さん入って3人で。
これが、ほんまにすごかった。
ふちふなさんの「イワンの水」。
ストーリーのある歌詞やなあ。
なんか怖い方のイソップ物語みたいな演奏や。
後半すげえ盛り上がりでした。
クールなまま、熱量が上がっていく感じ、カッコいいー！

おおガラッと変わって優しく「ヘブン」。
曲調は変わったけど、凛とした空気は変わらず。

ラストは石橋さんの曲で「ガスタンク」。
まさかの重なり！！
前半はインストなんで純子さんしゃがみ込んで鳴り物係。
ボーカルは石橋さんと純子さんで。
船戸さんの弓ベースが狂気じみてて、またこれもカッコええ。

アンコールはふちふなさんの「耳国国歌」の斉唱（笑）
歌詞は「耳」と「タララッラッタッタタララーラ」のみでした（笑）
かっこよくて、クールで、熱くて、楽しいライブでございました。