ムジカジャポニカ16th後の祭りスペシャル!『ムジカで初めまして〜ポコペンさんと省念くん』。

何か用事してたわけでもないのに、グズグズしてて遅れてしもた!

ムジカに入ると、省念くんが、ポツリポツリ、俳句を詠むように歌っていた。
言葉が俳句っぽいだけじゃなく、音が少ないのに、
一点から宇宙に拡大するような空間の広がりが、
俳句、しかも超一流の俳句のようだ。

省念くん、昔から「SAKANA」のファンやったらしく、
Pocopenさんとの初対バンをほんまに喜んでる。

歌詞だけでなく言葉って、
ひとことにいろんな意味を込める言葉と、
ひとことから広がる言葉があるんやなあ、と思う。
似てるようで真逆のベクトル。
どっちもそれぞれに素晴らしい。
ゆーてみると、前者は、外から自分の中に入っていって、
自分の心に迫っていくベクトル、
後者は、その自分の心から外を見て外に広がって行くベクトルかもしれん。
俳句は後者なんとちゃうかな、と思う。
省念くんの音楽も、一箇所から染み出すように広がっていく。
「拡散」とは違って、紙に墨を一滴垂らしたとき、
じわっと染み出していくような広がり方。
歌詞のひと言目が、ギターのワンフレーズが、いや最初の一音が、
忘れられない印象を残す。
やはりそこから広がる世界があるからなんや

いつも通り、めっちゃ自然体に見えるけど
「ああやっぱり力入りますよね」のひと言。
ああ、そんだけPocopenさんとの対バン、楽しみにしてはったんやな。

「キャットフィッシュブルース」。
省念の「念」魚編を足すと「鯰」になるんで、作ってみたらしい。
そして歌い終わってひとこと。
「まだまだ鯰になるには年齢が必要」らしい(笑)
「オートバイ少女」、好きやなあ!
どこかポストパンクなギターストロークの美しい曲。
キュンキュンしまくる。
「レボリューションガール」は、めっちゃかっこええ!
「DEVO」も、やっぱり、かっこいい!
イントロのとこ、なんかカリブかどっかの
ビーチリゾートのラジカセから流れてくるみたいなチープやけど、
空間感じる音が痺れた。

ラストは「茶の味」。これぞ俳句!

さあ久しぶりのPocopenさん。
イントロで、第一声で、節回しで、声の響き方で、
伸びた声が消えて行く瞬間で、「ああ!ポコペンさんや!」と嬉しくなる。

歌ってる内容もとてもプライベートで、
何か高原の別荘で昼寝しながら聴いてるような気分になる音楽。
本人が言うようにゆるゆるで癒し系。
でも、今日は、なんか前向きな明るさも感じる。
誰にも気づかれなくても、ひっそりとこの世界を肯定しながら、生きることを楽しんでる感じ。
かと思うと、しなやかな強さも感じる。
ほんまに唯一無二やなあ。

少な目のひとつひとつの音、
ひとつひとつの言葉から印象や空間が広がって行く、
という意味では省念くんと共通してるかもしれん。

新美南吉さんの詩に曲をつけた「明日」。
詩も素晴らしかったけど、メロディもめっちゃ良くて
「まさにPocopenさんのための言葉とメロディ」と思った。

ただただ浸っていたい、幸せな時間。
静かで、孤独で、豊かな時間でした。

アンコール二曲目は「SAKANA」の「Rocking chair」。
ほんまに震えがきそう。素晴らしい!!

ラストは省念くんと!

ああ、素晴らしい。すべてが上質。
今日初めて出会った?ウソちゃう?
完璧なアルバム出した後のレコ発ツアーで、
完璧にアルバム再現したライブ観て驚いてるような気分でした。

帰り道、バスに揺られながら、
まだ二人の音楽が聴こえてくるような気がして、
「そうか、あの二人の曲は、この辺まで広がっていたのだな」と思い、
一人ニマニマしておりました。

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