高井息吹&寺尾紗穂@ムジカジャポニカ。

出演者女性オンリーライブ、続いてはムジカジャポニカに。
写真ないですが、二人ともピアノの弾き語りでした。

まずは、高井息吹さん。
初めてお聴きします。

伸びのある高音が、かわいらしく美しい。
ふんわりと浮遊感ある感じやな。
ピアノは、裏腹にスタイリッシュ。
だけど、不思議にボーカルとよく合う。
声はかわいいけど、メロディ自体は、
けっこうかっこいい系だからなんかもしれんな。

ラスト前「名前のない歌」。良かった!
コロッと感じ変わって勇ましいほどの元気良さ。
ラストの曲もけっこう緊張感あったなあ。
意外とこっちが、高井さんの本質かもしれんな、思いました。

そして寺尾紗穂さん。
ムジカでは二回目の拝見。
柔らかいのに、芯のある声。
何か揺るぎない信念から声が出てる気がする。
一曲目は「うすばかげろう」。

歌詞の文学っぽさも好きやなあ。
ピアノの弾き語りで、そんな奇抜なメロディでもないのに、
ピアノが意外な動きをする。
しかもそれがカッコいい。

声も、演奏も、歌詞も、歌に向かう姿勢も、
すべてが上質。
お!出雲の歌島さんの話出てきた!
知ってる人の話が、寺尾さんの口から出ると、
なんだかめっちゃ嬉しいな。

アンコールはお二人で。
連弾とコーラス。
声、すごく合ってて、共鳴してる感じがする。
ちょっと怖いくらいの美くしさ。
アンコールもたっぷりやってくださった。
たぶん、お互いの曲を二曲すつ。
ゆったりとした曲は、彼岸に達していた気がした。
声の相性がよほどいいのだと思う。

最後は西岡恭蔵さんの「グロリハレルヤ」のカバー。
「自分が自分でいることが、いかに難しいことか、
だけど、いかに大切なことか、を歌った曲」という
寺尾さんの言葉が、ズシンと響いた。
間奏から後半にかけてのピアノの連弾がものすごくて、
曲が、終わった瞬間、大きくブルッと震えてしまった。

本当にこのライブが現実だったのか、
ワシの生きてる同じ世界であったことなのか、
なんだかわからなくなってる気がした。
帰りぎわ、PAのカバさんと少し話したら、
カバさんも、
「初めて聴くような音楽。おとぎ話のようやった。」ゆーてはった。
PAの人まで、同じような感想持ってはったんやな。

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