ムジカで言葉と音〜ボケロウ&野良犬×ナオユキ。

こないだの土曜は、久しぶりにムジカでナオユキさんから始まった。
この日も快調!
ちょくちょくファンタジー混じる(ダークファンタジー含むw)展開。
緩急が素晴らしいなあ。
その緩急って、その場の気を感じるところからくるんやろなあ。
緩急ってのは、リズムってことでもあるんやろな。
けっこう難しいネタで子どもの笑い声、
きっとナオユキさんの表情と、その緩急で笑ってるんやろな。
その子ども指差して「見習うように!」そら会場、大爆笑ですわ。
ほんま、その状況状況に合わせた臨機応変の笑いです。

酔っ払い口調のおっさんが、
一瞬巣に戻って、めっちゃ男前の声出すのん、好き!

出た!酔っ払い女!
腹立つわー!大好きわー!
いや、この女は嫌いやけど(笑)
酔っ払いの理屈、めちゃくちゃなぼやきに聴こえるけど、
ネタとしては、言葉「これ以外にない」ってくらい、
一度すごく練られてて、けど、その練った言葉に縛られるのではなく、
その場その場で状況に合わせて変えていく。
ほんま、この日も名人芸、味合わせて頂きました。

休憩挟んで、ボケロウ さんのバンド、ボケロウ &野良犬。
ソロもええけど、このリズムに乗ったボケロウ さん、めっちゃええな!
ドラム、コンガメインのパーカッション、ベース&コーラス、
サックス&コーラス、ほんでボーカル&ギターのボケロウ さんという構成の五人組。

ボケロウ さんのギター含めてリズム隊の作るグルーヴが
めっちゃ軽快でご機嫌さん。
そこに自由なボケロウ さんのボーカルとサックス。
ときどき入るコーラスも気持ちええこと、この上なし。
こんだけ、ええグルーヴやと、当然体が動き出してまうわあ。
ボケロウさん、ええメンバーと組まはったなあ。

三曲目かな?ちょっと雰囲気変えて、ディープなブルース。
さすがベテランのバンド、サッと雰囲気変わって、
ドロドロのブルースバーにいる気分。
ボケロウ さんの声は、粘りつつも明るいので、
ズブズブになり過ぎないのもええ。

ナオユキさんとボケロウ さんは昔からの仲良し。
ステージと客席での会話も楽しい。

木村和人さんのコンガソロ、音がクリアでカッコええ!
その曲、けっこうな大曲「戦争指導者に捧げる歌」。
演奏がちんどんジャズっぽくて面白い。
ほんまリズムの自在なバンドやなあ。
捉えようによっちゃ、サリフ・ケイタみたいでもある。
カッコええ。
このリズム隊、ほんま、尋常じゃない。
だから前の二人がむちゃくちゃ自由に遊べるんやろなあ。
だってリズムだけで腰がうずいてくるもん。

お「夜明け」。
この歌好きやなあ。
今まで明るく楽しかったボケロウ さんのボーカルが途端に切なくて胸苦しくなる。
そして泣きのサックス。
ああ、たまらん!

ラストの曲は「アリナマ」かな?
キューバの言葉で「ずっとそのまま続けて」みたいな意味らしい。
おお!ベースソロ、かっけー!セカンドラインで弾きまくる。
続いてパーカッションソロ。
ああ抜けのええジャンベ!
ドラムソロは、ど迫力。
スネアのカンカンいう音の隙間に入るシンバルが気持ちええ。
サックスソロは、そのままギターとのバトル。
なんやこれ?めっちゃ楽しいやんけ!

アンコールもノリノリ。
アンコールは、ちょっとファンクやジャイブ入ってる感じで、
なんだかローザをちょっと思い出す。
最後のジャン!が決まらん(笑)
つーより、ボケロウさん、
決めるのん、照れくさいんかもしれん。
その辺が、ボケロウさんのキャラクターで、
会場になんとも言えん、仲間な気分が広まるんかもしれん。

この日も楽しいムジカでした。
せいちゃん、またこの組み合わせで、
よろしゅう頼んます!

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