藤島晃一@yacipoci。

この日は初めて行くお店yacipociで、久しぶりに聴く高知の藤島晃一さん。
お店初めてだったけど、東横堀平野橋のたもと、家から結構近いとこだった。
夕暮れの天神橋、きれいな三日月の夜景を見ながらお店に向かいます。

yacipociは、ビールを注ぎ方で味まで変えてしまう匠がいて、
ハイボールもいろいろ種類があって、焼酎もええのん揃えてて、
窓から東横堀が見える立ち飲みの、すげえ雰囲気のええ店でした。
ワシ、ちょっとオシャレすぎて、最初、気後れしてしもてました(笑)

さて藤島さんのライブが始まる。
高知の山の中に住んでるらしゃって、
なかなか大阪にいらっしゃらないので、
無茶苦茶久しぶりで、無茶苦茶楽しみにしてたのだ。

ナショナルのリゾネイターギターが、乾いた、いなたい音を奏で始める。
ボトルネックだからか、乾いてるのに色っぽい。
男臭くて、野太くて、だけどか、だからか、
やっぱり色っぽい声がそこに混じっていく。
もうここはディープサウス。もしくは高知県(笑)

相変わらず、MCが面白い。
が、長い(笑)
これまでのところ歌ってる時間の方が短いな。
それもまた楽しいから問題なしだ。

ワシは個人的には日本語の歌の方が好きやなあ、と思った。
どちらにしても、いなたいんやけど、
日本語で歌うと、風景がいきなり日本の田舎になる。
そういう意味では、高田渡さんの世界に近い気もする。

このお店、ステージの後ろに窓や扉がある。
こういうお店は好きやなあ。
通り過ぎる人の人生と音楽が混じって行く気がする。
音楽もMCも、ぬるめのお湯に浸かってるみたいな気がしてきた。
いつまでも入ってられる藤島温泉やなあ。

「お互いの心を朝までまさぐり合う」って歌詞、
なんか。めっちゃ刺さった。

そうか喋ってるのは、次、どんな曲が浮かんでくるか、
待ってるんかもな。
セットリストとか準備するんやなくて、
そのとき浮かんだ、今、歌うべき曲をやる。
ええやん。まあ、元々話好きなんもあるんやろうけど(笑)

アコースティックギターに持ち替え。
リゾネーターに慣れた耳には、自然なサスティンが新鮮に聴こえる。
気持ちええ。
一部最後の曲は、「ザ 藤島節」やなあ。
音源がないときに、ワシが頭に描く藤島さんに一番近い。 

そう言えばこの日は、久しぶりに会場に知り合いが一人もいないのライブ。
藤島さんは、会うたことあるけど、覚えてない様子(笑)

二部は、アコースティックギターで、渋いスキャットから。
どう展開するんやろか、思ったら中断してMCに吸い込まれる(笑)
MCの七割は女性の話やなあ(笑)
まあ、南部のブルースライブも、こんなもんなんかもしれん、思った。

この時までノンアルで過ごしてたんやけど、
こんな音楽聴くと、飲まずにはいられなくなってしもた。

始まったのは、けっこうフォーキーな曲、
こんな優しくて美しいギターも弾く人なんやなあ。
ディープサウスのブルースがベースかもしれんけど、
「それしかせん」みたいな感じやなくて、
やりたいこと自由にやってはる感じが自然で藤島さんらしい。

最後に歌った「おいら、ゆっくり死んでいく」って歌詞の歌が、
日常のことを歌いつつ、めっちゃ哲学的でもあって、すげえ良かった。

アンコールも良かったなあ。「後がない」って歌詞の時に、
ほんまに後がなさそうなおっちゃんが店の前通って、
一人で笑いそうになってもうた。
けど、結局人間なんて、みんな後がない毎日、過ごしてるんやろうなあ。

終わってから藤島さんとも話ができて、
ええ時間、過ごさせてもらいました。

藤島さんのライブも、もちろんまた行きたいけど、
このお店にも、今度は飲みメインで、また行きたくなりました。
どなたか、一緒に行きませんか〜〜?
そうか、このお店、良元優作くんのスタジオから
歩いて10分くらいやな。
一度、誘ってみようかな。

最後は藤島さんの本拠地、高知本山のミシシッピでの動画を。
一度、行ってみたいなあ。

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