3年ぶりの八重山⑧(11/15)最終回。

さて、いよいよ大阪に帰る日。
3年ぶりの石垣は、ほんまに何一つストレスのない毎日でした。
お世話になった皆さん、ほんまありがとうございました。

昼間、やること、もうほとんどやり尽くした感あるんで、
間が持たないんやけど、一番安い飛行機選ぶと、
17時40分の便になってしもたんで、
夕方まで、時間を潰さんとあかん。
まずは、唯一やり残してたランチを食いに、
高さんの店」に向かう。
土日月と休みやったんで、このワンチャンス!
開いてた!すぐ座れた!
ここのあんかけ焼きそばが、どうしても食いたかったのだ。

今回は、海老入りに。
ところどころ硬くて、あんが二日酔いの胃に優しくて最高っす。


この店の注意点は、ペットのカメが歩き回ってて、
踏みつけそうになるとこなんやけど、
この日はお食事中で、ひたすら食ってたので、大丈夫でした。

さあ、食い終わってどうするか。。
今日は和居津さんもお休みだし。。

あ、フシコーヒーさんが近かった!
せっかくなので、行ってみるか。

フシコーヒーさんは、ワシがよく行ってた
セレクトショップ(オリジナル商品もおしゃれでした)、
「マヒナメレ」のあった場所にある。
中に入ると、マヒナメレさんの雰囲気が残ってる。
お店の方にお聞きすると、お店の方もマヒナメレ時代から、
好きな空間だったので、棚やカウンターなど、
できるだけ残して、それにフシコーヒーさんらしさをプラスされてるらしい。
ええ人に引き継いでもらったなあ。
開放的な感じと、ゆったりした時間の流れが残ってて、
ほんまに嬉しい。
お店が変わると、好きだった場所に行かなくなることが多いが、
ここは、また来たい場所になった。
ちなみに「フシ」は八重山の方言で「星」のことらしい。
ええネーミング!

ゆっくり時間を過ごして、
空港向けの直行バスの出る離島桟橋に向かおうと店を出る。
店の真前にバス停があった。
見ると、直行ではないが、空港行きの路線バスが止まるようだ。
時間は?と時刻表を見た瞬間、そのバスが来た。
離島桟橋まで、15分くらい重い荷物担いで歩くことを想定してたんで、
渡りに船だ。
時間は、まだタップリある。
ワシはこまめに止まる路線バスが好きだ。
何の迷いもなく乗り込み、
景色とバス停の名前を楽しみながら、空港に向かう。

それでもだいぶ早く空港に着いてしまう。
ピーチは、出発時刻の90分前にならないと、チェックインできない。
つまり荷物も預けられない。
ボ〜〜っと座って、チェックイン時刻を待つ。
こんなんなら、もう少しフシコーヒーにいればよかったなあ、と少し思う。

ようやくチェックインして、早々に、搭乗口に向かう。

待合室の正面に於茂登岳が見える。
さよなら石垣島。
さよなら於茂登岳。
あとからなー!

と言いつつ、まだ出発時刻までは1時間くらいある。
服を大阪仕様に着替えようか、と思うが、
なんだかまだ半袖、短パン&サンダルでいたい気分。
「飛行機の中でええや」とそのままでいることに。
着替えグッズは、ちゃんとリュックに仕込んである。

空が染まる頃、ようやく搭乗。

乗り込んでも、出発まで時間ありそうだったので、
その間に服を大阪仕様に。
半袖アロハを脱ぎ、長袖アロハに。
サンダルを脱ぎ、チャック式になってる短パンの裾に、
外してた部分をくっ付けて長ズボンに、
靴下と靴を履き、パーカーを取り出す。
この作業、ピーチの狭い座席で、
ワシの巨体でやるのは大変やったけど、
やっぱり石垣島におるときは、
やりたくなかったので仕方ない。

離陸してしもた。
この瞬間が八重山から帰る時、一番寂しい。
平久保崎の先っちょまで、窓に顔擦り付けながら見てた。

しばらくすると多良間が見えた。
ああ、ここにも行きたい!
宮古は雲に隠れて見えなかった。

しばらくは、少しずつなくなって行く青とオレンジを追いかけていたが、
やがて、全ては黒染まった。
飛行機が西から東へ飛ぶので、そのスピードは思った以上に早かった。

窓が真っ暗になってしまったので、退屈になって、寝ようとする。
今回は三人席の一番窓側で、内側二人はカップルが座ってる。
その二人がずっと手を握ったりしてイチャイチャしてて、
鬱陶しいなあ、と思ってたんやけど、
その男の方の顔を見ると、
カニコーセンくんにソックリで、
なんだかオモロくなってしまい、
ニヤニヤしながら過ごした。
この旅、唯一のストレスポイントになりそうなとこを
カニコーセンくんが救ってくれた。
ありがとう!
カニコーセンくん。
何もしてないけど。

しばらくすると、内地の明かりが見えて来た。
スマホで見られるピーチの現在地地図(むっちゃ大雑把なのだが)と照らし合わせて、
あれが、鹿児島、これが宮崎、
お!四国が見えて来た。高知の向こうに見えてるのは、もしかして松山?
その向こうの光は、広島やろか?とか想像しながら、
見てるのが楽しかった。

徳島は真下過ぎて、見えなかったのだが、
飛行機は、どうも、関空を通り越して神戸空港に
一直線に進んでるように思える。
「神戸空港着だっけ?それならそれでええけど」
「あかん!今回は関空に行かなあかん用事あるんや」
ちょっとドキドキしながら見てると、
機体は、ほんま神戸空港の真上あたりで大きく旋回して、
北から関空に着陸した。

ピーチだと関空ではタラップで降りて、外をしばらく歩いてから、
空港建物に入る。
やはり大阪は相当寒い。
大阪仕様に着替えてるワシはヘイチャラだが、
中には、半袖、短パン、サンダルの人もいる。
11月中旬の大阪で、その格好て、素人さんやな。
少し、優越感を楽しみながら空港に向かう。

荷物ピックアップして、最終ミッション。
空港係員に声をかける。
「行きの飛行機の中で、老眼鏡忘れたんですが、、。」
そのことに気づいたのは、前日、
ぬまっちばーで、崎枝弟さんが「素晴らしきこの世界」の
歌詞の書いた紙をを見ようとしたけど、
むっちゃ離してた時だ。
老眼鏡をお貸ししようとケースを探ったのだが、ケースしかなかった。
あれ〜〜?
ホテルに帰って探すが出てこない。
いつ使ったか、記憶を辿る。
行きの飛行機で本を読もうとした時は確実に使った。
もしかしたら、あれから使ってないのか?
なんて、呑気な幸せな日々を過ごしていたんやろう。
チェックインの時、聞いてみると、
「ネットで問い合わせてくれ」と言われる。
やってみると、石垣空港にいるうちに、
「関空に届いてるから、今日関空に着いた時に渡す」と言われてたのだ。
早くにチェックインしといて良かった〜〜!

無事、老眼鏡を回収して、今回の幸せな、
けど最後はワシらしい間抜けな旅は終了したのだった。

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