HEAVENLY ARMSとムジカで魅惑の三人娘(渕上純子、山本アサコ、伊藤せい子)。

金曜は、久しぶりのムジカ。
藤掛正隆.ds×西村雄介.b×加藤一平.gのHEAVENLY ARMSを
関西が誇る女性歌い手が迎え撃った。
最初に言っておくと、これ、すごいことなりましたよ。

まずは、HEAVENLY ARMSの三人で。
「これでどうやって歌のバックやるんだって演奏やります」(笑)
まさに!どたまから、つんざくようなドラムが鳴り響き、
ギターが虚空をかけずり回る。
地面の下からベースが湧き上がる。
何かがぶつかりながら、共鳴してる。

前回のムジカライブ。

三人が三人ともすごい!
で、めちゃくちゃパワフルんインプロビゼーション。
心臓が同期して苦しくなりそうなくらい。
思わず、上を向きながら、意識的に呼吸する。
景色は思い浮かばない。
純粋に音としての面白さがある。
ゆーてみれば、ワーグナーよりブラームスってことか。
よー知らんけど。

そしてゲスト女性ボーカリストとの対決コーナー。
まずは渕上純子さん。
ちなみに純子さんとせい子ちゃんとは、今年の春にも一度対戦してる。

曲は純子さんの「都会のカラス」。
なんか純子さんが迷路に迷い込んだような怪しい、不安な感じ。
すごいなあ、お互いが「らしさ」を損なわず、新しいもんを作ってる。
ふちふなさんとは、同じ曲が全然違って聴こえる。
このフィールドの広さよ。

サビのところ、ボーカルとベースのユニゾン、
暴れまくるドラムとギター、
めっちゃかっこよかったよ〜〜!!

おお「ニューヨークの夢」か!
展開が最高!
薄い伴奏で歌と朗読の行ったり来たりの前半部から、
一気に賑やかに。
大阪弁の純子さん訳詞がやっぱり最高!

前回のムジカライブ。

ケニアのラップの純子さん訳(笑)
内容的には「俺の音楽は弔いだー」らしい。
こりゃ上がるわー!
アバンギャルドなラップ!
ラップって、伴奏、みんな同じに聴こえるんで、これはめっちゃ新鮮!
形式としてはラップかもしれんが、
あり方は、まさしくパンクやと思う。

二番目のゲストはドクロズの山本アサコさん。
おお!意外にもトロピカル!
でも、随所に「らしさ」が覗く。

おお!浅川マキさんの「少年」!
アサコさんがこれ歌うのも初めて!
うーむ、ちょっと気だるくてええ感じやん。

最後のゲストは、この人!伊藤せい子!!
夕凪ナンバーは、なんかせい子ちゃんが
海外の人と新しいバンド組んだみたいな気がした。
よう知ってる曲だけに、新鮮!

ミチロウさんの「我自由丸」や。
ベースの西村さんはスターリンでミチロウさんともやってた人。
なんか嬉しいなあー。
この曲は、思いっきり風景が浮かぶ。
帰ってきたばかりなのに、
八重山の海が恋しくて、
せいちゃんのミチロウさんへの思いも重なって、
胸がキュンキュン。

せい子ちゃんのアルバムは、こちらから。

そして三人娘、揃い踏み!娘?(笑)

おお!「野の人の野のうた」。
綺麗やけど、ワンフレーズの繰り返しの歌。
なのに、こんなにジワーッと膨らんでいくんや。
そして何かをザザザ〜〜〜〜っと、洗い流して行く。
聴き終わったあと、汚れた自分が、少し綺麗になった気がした(笑)

ラストは三人娘のテーマらしい(笑)
「ふくよか、よくふか」のフレーズがおもろい「ふくよかな女」。
一度、思いっきり歌って、三人娘、客席に座って、インスト鑑賞。

ちょっとスパニッシュな香りもする相変わらず、カッコええ演奏。
この曲もメロディ少ないのに、どんどん盛り上がる。

アンコールも六人で、純子さんの曲「ガゾメーター」。
純子さん指揮で曲が展開して行く。
テラテラ、ヌラヌラして、怪しくカッコええ曲になってきた!
加藤さんのギター、時々ホーンに聴こえるなー、不思議。

めっちゃめちゃ楽しかったー!
音楽としてのレベルはすごく高いのに、
皆さん、すげえ楽しんでる感じで、
その楽しさが伝わってくる、
素晴らしいライブでございました。

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