鈴木常吉@フラットフラミンゴ。

一昨日は鈴木常吉さんのワンマンライブを
天満駅前のフラットフラミンゴで観た。

鈴木常吉さんのワンマンはどれくらいぶりか
ちょっと思い出せないくらい久しぶり。
だから、何曲かは初めて聴く曲があり、
何度も聴いた曲でも、
全く違う情景が浮かんで来たりして、
すごく新鮮な気持ちでライブに浸れた。

今回ライブを通じて頭に浮かんだのは、
なぜか北九州の情景。
鈴木さんのライブを北九州で見たのは若松で一度きりなのだが、
曲によってはその若松だったり、
違う曲では昼間の門司港の商店街だったり、
小倉の繁華街だったり。
とにかく北九州の町の風景が浮かんでは消え、消えては浮かんだ。
理由は二日経った今でもわからない。
いや二日経った今は、もう少しで届きそうだったその理由から、
少し遠のいてるような気がする。

とにかく、改めて、この人の声はすごいと思った。
何かを心に直接叩きつけて行くようだ。
何かを思いついたり、思い出したりしそうになるのだが、
それが言葉にならないまま、
また心の中に沈殿して行くような気分になった。

説得力のある声だと思う。
しかし何を説得されているのだろう。
たぶんそれは、ずっと突き止められないものなのだろうが、
ずっと追いかけたくなるものでもあるのだろう。

これからもワシは、一歩でもそれに近づきたくて、
鈴木常吉さんのライブに通うのだろうなあ、
と思いながら、フラットフラミンゴを後にした。

※このCDは、鈴木常吉さんが亡くなった後に発売されたものです。
(20201126記】

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