浜田真理子「Town Girl Blue」。

聴き惚れてまうやろ~~~!
(中途半端に古くてすみません)

浜田真理子さんの新譜「Town Girl Blue」が素晴らしい。
楽曲も、声も、素晴らしいのだが、
今回のプロデューサーは、あの久保田麻琴さん!
ところどころ久保田さんらしいアレンジが入ってて
思わずにんまりしてしまう。
そのアレンジは今までの真理子さんの演奏にはなかったと思うけど、
けっして真理子さんの世界から外れてはいない。
はみ出してはいない。
広げたり、見たことのない方向から見せてくれたり。
久保田さんが真理子さんのこと、
音楽のこと、人格のこと、人生のこと、理解したうえで、
プロデュースしてるんだろうなあ、と言う思いが、
じわ~~~っと体に沁み込んで来る。

「真理子さん、いい人と出会ったなあ」と、嬉しくなってしまう。
その「いい人」がワシのヒーローの一人でもある、
久保田麻琴さんであることが、また限りなく嬉しい。
大工哲弘さんの「Blue Yaima」のときも思ったけど、
久保田さんは、結構、意外な人のプロデュースを買って出て、
「全然違う感じに仕上げるのかなあ」と予想してると、
その人の本質を深く掘って、少し違う面から照明を当てる、
みたいなプロデュースをされる。
本当に音楽の幅の広い人だなあ、
そして本物の好きな方なんだなあ、と感心する。

ラストの「春の嵐の夜の手品師」はあがた森魚さんの曲だけど、
凄まじい名演だと思います。
大好き!早く生で聴きたいです。

デザインもいい!真理子さんの子どもの頃の写真がモチーフの
おもて表紙や歌詞カードもいいし、
うら表紙のオーソドックスなデザインも、
なんかすべてが「Town Girl Blue」ってところに向かってるなあ、
って、感心しております。
だから、真理子さん、最近Facebookに子どもの頃の写真
載せてたんやなあ。
あ、奇しくも真理子さんも大工さんもタイトルに
「Blue」が入ってるな。
久保田さんがやられてるアジア音楽のシリーズも
「Blue Asia」だし。
久保田さん、「Blue」が好きなのかな?
でも、どちらも、内容とすごく合ったタイトルです。

そして、ジャケットには小泉今日子さんの素晴らしい応援の言葉が。
これがこのアルバムに対して言葉のできるすべてを
表しているかもしれません。

「久保田さんが連れてきた夕焼けを
 真理子さんの声が
 青い色に染めてゆく。
 このアルバムを聴くことは
 大人の嗜みのような気がした。  小泉今日子」

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