楠木達郎＆平野竣、月光ワタル＠兎我野町ポテトキッド。

昨日は、何年ぶりやろう、20年？いやもっと？
兎我野町のポテトキッドに行ってきた。
月光ワタルさんと、HillAndonの楠木達郎くんと平野竣のライブ。
ちょっと意外な組み合わせやったんで、どんなんなるんやろ？
と思って行ってみた。
行って聞くと、初共演も初共演、
この日、初めて顔を合わせたらしい。

竣くん、コントラバスやし、達郎くんもアコースティックギターやし、
これもワシ、観るん、初めてかも。
ワタルさんかて、米子のお店には行ったことあるけど、ライブは初めて。
いろいろと初めて尽くし。
お店も、こんだけ、期間があいてると初めてみたいなもんやし。

お！いきなり三人で始まった。
めっちゃズブズブなブルースから。
しかもワタルさんが歌うんか思ってたら、
達郎くんがボーカル。
今のところ、全部意外っす。
二曲目でワタルさんのボーカル初めて聴く。
切なくブルージーな声。
おお！達郎くんのボトルネック、いい！
乾いてるのに哀しげ。

セッションでそれぞれのボーカル披露したあと、
HillAndonの二人がステージに残る。
めっちゃフォーキーなかわいい歌、やるやん！
この二人で？デッド大好きな、この二人で？
つい先日、デッドナイトで、大暴れしたってのに？
ワシ行けんかったけど。

もう意外が、麻痺して来た。
かわいい曲やる時のふちふなかよ！
本人たちも、微笑みながらやってる。
これも、HillAndonのライブでは、あまり観たことない表情かも。

めっちゃかわいい曲が続く。
そう言えばこの日は、服装もさわやか二人組やなあ。
何枚羊の皮、かぶってるんやろ。
けど歌詞には「ポーグス」とか出て来てるし。

やっと、デッドの曲、出てきた。
けど、これも、けっこうかわいめにやってる印象。

珍しい！竣くんのMC、聴けた！
これも、初めてかもな。

パクリ三連続曲、いやリスペクト三連続曲（笑）
一曲目が高田渡さんの「魚釣りブルース」、
二曲目がその元歌の「Fishin’ Blues」、
三曲目は、そのイメージぷんぷん香るオリジナル曲。

HillAndonでは観られない動きばかりあって、おもろいわー。
HillAndonでは、三木くんの声が強烈過ぎるけど、
達郎くんのボーカルも、それはそれでなかなかええなあ、
とラストのHillAndonの曲聴きながら思う。

達郎くんと竣くんの意外な面が観られて、
今まで以上に親近感が湧いたなあ。

休憩中、聞くと、二人で演る時は、割とこんな感じらしい。
三木くんもソロやと、感じ変わるもんな。
こういう変化は、ええことなんやと思う。

そして、月光ワタルさんの弾き語り。
やはり切ない。囁きかけるようなボーカル。
女の子やったら、ドキドキしちゃうんやないか。

ギターもボーカルも、ちょい懐かしくて、
なんとなく同世代感がある。
実際は、だいぶ年齢、違うんやけど（笑）

速弾きとかもあって、
久しぶりに王道のストレートな
ジャパニーズロック聴いてる気分にもなった。

そして客席は大盛り上がり。
もうめっちゃ広い会場におるんかと思うくらいの
歓声と手拍子でございました。
盛り上げるの、上手いんやろなあ。

ワタルさん、今は小倉なんや。
それ聞くと、なんかこのロックっぽさ、
福岡っぽい気もして来た。
ワシが、簡単すぎるんかもしれんけど。

最後は再びセッション。
達郎くんボーカルの「Blue Suede Shoes」と、
ワタルさんのオリジナル曲かな？
初めての曲やのに、大真面目な顔して、転調について行き、
リードを取ったり、ギターソロやったり、
マンドリン奏法っぽいリリカルなん挟んでくる、
HillAndonの二人がけっこう健気でした（笑）　