兵庫県美術館巡り「ガラスの水族館」@KOBEとんぼ玉ミュージアム、「谷崎潤一郎記念館」、「月岡芳年」@芦屋市立美術博物館。

先日の土曜日、神戸に大学時代の友人と
飯を食おうってことで、出かけた。
久しぶりの神戸やったなあ。
めっちゃ暑い一日でしたな。

電車の中から見た六甲山系。
いかにも「夏の山」って感じで、なんか「山が呼んでる」って感じがした。
行かないけどね。

食事会は、楽しく懐かしく終了。
貧乏性のワシは「せっかく神戸まで来たんやから」と、
イスズベーカリーに行って「トレロン」を買って、
KOBEとんぼ玉ミュージアムに寄って、
ガラスの水族館」という企画展を鑑賞。

KOBEとんぼ玉ミュージアム、初めて行ったけど、
ミュージアムというよりは、展示もしてるお店、ギャラリーって感じで、
気軽に入れる感じでした。
展示物も面白くて、鯖かなんかが突き刺さって取っ手になってるカップ、
気に入ったんやけど、
やはり日用品ではなく、一点もののアート作品なので、
とても手が出る値段ではなく、
早々に退散。

あまりに暑くて、できるだけアーケード街や地下街通って、
阪神三宮駅に向かう。
三宮から芦屋に出て、
前から「一度行ってみよう」と思ってた谷崎潤一郎記念館に行こうとする。
Googleマップさんは「20分かからんから歩け」と言わはったけど、
そんなに歩いたら干からびるんやないか、と思うくらいの暑さやったんで、
20分くらいバスを待って、バスで向かいましたよ。

着くと、そこは、さすが谷崎さん、さすが芦屋市の品のいい建物で、
ゆっくり谷崎さんの世界に浸りました。
谷崎さん、最初は関西嫌ってはったらしいけど、
住むと、ズンズン好きになったらしい。
最初は京都に住んでたらしいけど、
寒さに耐えられず、芦屋方面に。
それにしても、よう引越ししてはること!
ワシは、引っ越しに伴う荷物整理とか面倒くさくてやなので、
谷崎さん、マメやなあ、と感心することしきり、でした。

けど、谷崎さんの、あの美しい世界が、関西で醸成されたってのは、
やはり関西人として嬉しいなあ。
あまり小説読んだことないけど、
「陰翳礼讃」はワシのバイブルのひとつなので、
あの思想が関西で暮らしたからこそだと思うと、
ちょっと誇らしげな気持ちになるのでした。

お庭もなかなかのもんでしたよ。

トイレも、谷崎仕様になってました。
女子トイレは、どんなんやろ?と気になりましたが、
もちろん、確認なんかしてませんよ!

初めて来たので知らなかったんですが、ここは芦屋市の文化ゾーンみたいになってて、
となりには、芦屋市立美術博物館があって、
ワシの好きな浮世絵師「月岡芳年」の展覧会やってるじゃありませんか!
しかも、谷崎潤一郎記念会入った人は、割引じゃありませんか!
もちろん寄らせていただきましたよ。

開放感のあるええ建物でした。
展覧会も「こんだけ芳年の作品まとめて観るの、初めてや!」
と思うくらいの充実ぶり。
多少へばってきてたので、説明はあまり読まずに、
気になる絵だけじっくり観てたのですが、
なかなかに観応えありました。
やっぱり芳年は、妖怪とか、おどろおどろしいのん描かせたら、
天下一品やなあ。


帰りももちろんバスですが、バスまで時間あったので、
ミュージアム併設のカフェで、涼みながら 休憩。
ここも、割引券あったしね。
割引券に弱くて、まんまと芦屋市の思う壺ですが、
足も疲れてたので、ちょうどよかったです。

バスの時間近づいててきたので、
バス停に向かうと、その道、ずっと立派な垣根が続いてます。
「なんやろ?企業かなんかの保養所?」と疑問に思い、
正面に回り込むと、
敷地内にも大木が生い茂ってます。

プレートを見ると、下水処理場。
ほんま、これだから芦屋市って、、。
と、コンプレックスむき出しの感想を抱きます。

ワシんちは、東西線が便利なので、JRの芦屋駅に行くことのバスは、
ラッキーだったのですが、
なんだかバスは阪神芦屋駅からJRの線路飛び越えて、
阪急芦屋川駅に行ってしまってます。
「ほんまにJRに行くの?」と不安になってると、
グルッと回って、JRに着きました。
おかげで芦屋市の中心街、全部見られた感じなのかな?
ワシとしては、こんなに坂が多くて、
安居酒屋とかなさそうな町に、
1ミリも住みたくないなーと思った。
いや、負け惜しみやないですってば。

で、やっと乗ったJR神戸線の新快速。
えらい乱れておりました。
遅れてきた上に緊急停止。

で、尼崎駅めっちゃ混んでます。
普通に乗り変える人、多数。
あ!そうか!!塚本から、淀川花火大会行く人たちか!

東西線に乗り換えると、あれ?東西線もけっこう混んでるぞ!
浴衣女子も多い。
おーい!淀川花火大会はこっちじゃないぞー!
と思いつつ、意地の悪いワシは、
ゆーてはやらないのでした。
と思ってたら、その浴衣女子たち、海老江で降りはった。
なるほど、対岸から観ようって作戦か。
賢いやないか!
と、ちょっと完敗食らった気分で、
スゴスゴ家に帰ったのでありました。

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