2024初京都徘徊⑥エチオピアジア＠拾得。

開演30分前に着いたけど、もうけっこう席埋まってる。
さすが！盆と正月くらいしかライブのないエチオピアジア！

ワシは今のところ、ライブをコンプリートしてるメンバー以外の唯一の人間らしい。
元々コンプリート癖とか全くないけど、
そう言われると、ちょっと嬉しい。

さあ、ライブが始まる。
アッコちゃんのバイオリンに、万里江さんのアコーディオンが加わって、
なんか意外にも、厳かに始まったで。
お！ワタンベのドラムきっかけで、賑やかなパーティ始まったぞい。
これぞ、エチオピアジア！

アフリカっぽいけど、アフリカだけじゃない。
中近東の匂いもするけど、アラブ音楽とは違う。
なんだか一周回って、日本の演歌に近付いてしまったような気もする、
独特のグルーヴ感。

お〜〜！よう子ちゃん、出て来たぞ〜〜〜！
さらに、その変なグルーヴがパワーアップ。
こういう音楽に馴染みのない人もいたみたいやけど、
一曲終わるまでに、どんどんうねりが人を巻き込んでいき、
一曲目終わりから、大歓声！

何拍子の音楽やってるのかもわからん！
このリズム感は、やっぱりアフリカなんやろなあ、とも思う。
十夢くん、なんなくグルーヴ生み出してるように見えたけど、
後で聴くと「むっちゃ難しくて大変」らしい。
そらそうやろなあ！

ちんどんを思わす下世話な、うねるメロディのユニゾンがおもろい。
インストでも、曲として見ると、歌ってるんよな〜。
コブシ回ってる気さえ、する。繰り返してゆーけど、インストなのに。

エチオピアジャズのスタンダードらしいナンバーなのに、
よう子ちゃん、ツーレロ節で入る。
さらにねばねばやん！もう糸引いてるやん！

気の抜けたような音で、ボーカルとユニゾンでねばる
キララさんのギターがカッコええ！

おお！エチオピアジャズ・ミーツ・ジャパニーズ・トラッドのコーナーなのか？
ヒヤミカチ節、エチオピアジャズバージョン。
これがカッコええんよなー！
合いの手、要求されたけど、このうねるような変なリズム、
知ってても歌えるかー！

おお、日本の南の端から、今度は北の端、
アイヌの歌のエチオピアジャズバージョン！
輪唱らしいのだが、メロディが複雑すぎて、
ポリフォニーにしか聴こえん！（笑）

出た！「「愛の自主練風」！
全然知らんエチオピア語をよう子ちゃんが、
耳だけでコピーしたらそー聴こえたらしい（笑）
そんな言葉もわからん曲、覚えられるよう子ちゃんって、
脳みそのどこ、使ってるんやろう？
ほんま、天才やと思う。

ラストは、じゃりン子チエ ちゃんの「バケツのおひさんつかまえた」！
これがリズム的にも、なんの違和感もなく、
ライブに馴染むのですわ〜。
ほんま不思議な、グルーヴ感でおます。

ほんまにええバンドやわー。
アンコールは、社会派よう子の訳詞で「ハサべ（悩み）」（笑）
おー十夢のソロ！かっけーやん！
この曲、めっちゃロックやん！カッコええ！！

やっぱり、なんぼでも観たいバンドやなあ。
ワシ、別にコンプリート目指してるわけやなく、
この気持ちよさにもっと浸りたいから、毎回来てるんやなあ、
と、当たり前のこと思いながら、
ちょっと酔っ払ったので、バスのある時間に拾得を出た。

「明日の大阪ライブも楽しみや！」と、
この時は、思っていた、のだが。