ドキュメンタリー映画「世界一と言われた映画館」「YUKIGUNI」。

先日、短めのドキュメンタリー映画を二本続けて観て来た。

一本目は、昔山形県酒田市にあったグリーンハウスという映画館をテーマにした
世界一と言われた映画館」。
その豪華さ、ホスピタリティーから、
あの淀川長治さんをして「おそらく世界一の映画館」と
言わしめた素晴らしい映画館だったそう。
不幸にも、1976年の酒田大火の火元となったため、
酒田の人々は、この映画館に対して、
誇りと、あまり口にしてはいけないというタブーのような、
相反する複雑な感情を抱いてるようだ。

後述の白崎映美さんも出てる予告編

そしてもう一本も、この酒田に関する映画。
酒田に住む90歳のバーテンダー、
スタンダードカクテル「YUKIGUNI」を生み出した
井山計一さんの半生を記した映画「YUKIGUNI」。
スタンダードカクテルを生み出すと言うのは、
バーテンダーの世界では物凄いことで、
みなに尊敬のまなざしで見られている。
けど、井山さんは、そんなことあまり気にしてる風がない。
若いときは、仕事100%の男で、子どもたちとの間には
溝があったようだが、この年になり、その溝も浅くなり、
孫とは仲良しの好々爺になり、飄々と生きているようだ。

元々、酒田という町は、北前船で栄え、
西の堺、東の酒田と並び称された商業港で、
日本最大の地主と言われた本間氏の本拠地でもあり、
魅力的な文化の積み重なった地なので、
映画館にしろ、バーにしろ、世界に誇るべきものがあるのは、
故なきことではないのだろう。

ワシも、なんやかやと本に出てくる酒田市に
いつか行きたいと思っていたのだが、
この二本の映画で余計に行きたくなった。

「世界一と言われた映画館」の、インタビューで、

音声先行で、ものすごい酒田弁の女性が出てくる。
顔が出る前に、その声と酒田弁でわかった。
上々颱風のボーカルで東北6県ろ~るショーでも
活躍する白崎映美さんだ(笑)
酒田出身の映美さんは、今も酒田に残る、昔のキャバレー
「白ばら」で、年に何度かステージに立つそうだ。

そのタイミングに合わせて、坂田を訪ねてみようと思う。
昼間は酒田の町をふらふらして、
一日は、YUKIGUNIをゆっくりと味わい、
一日は、白ばらで、映美さんのライブを味わう。
めっちゃ楽しくなりそうだ。

※白ばらの画像を探してたら、
映美さんが歌ってて、河村博司さんが
ギター弾いてる画像、見つけてしまいました(笑)

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