良元優作&尾島隆英@ムジカジャポニカ。

やはり二月もワシの場合、
ムジカジャポニカから始まる。

昨晩、まずは良元優作さんから。
実は今年初の良元優作さん。
あけおめっ!

今年の優作さん一曲目は「銀行の鐘」から。
あーやっぱり2019も、優作さんは沁みますわー。

あ!次はカニコーセンさんの曲!
大好きなんやけど、曲名忘れてもた。
あーでもこの曲聴けて良かったー!
あ、「ホットライン」や!ほんま名曲!

「昨日見た夕日」の緊張感たら!
いろいろすっ飛ばして、
美しい、と形容するしかない気がした。

「風につらつら」は、こんな寒い日に聴くと、
切なく、懐かしく、憧れにも似た気持ちになる。
ちょっと間の取り方が変わってて、
余計に切ない気持ちになったなあ。

そして冬の歌「京阪電車」。
歌詞がそーだからってだけじゃなく、
ギターの演奏だけでも、ちゃんと季節感がある。
優作さんの音楽って、
ある意味、俳句的なところがあるのかもしれんなあ。

ほら「春の虹」も、
ちゃんと、心が染まっていく。
最後、春の曲で締めてくれて、
なんかちょいハッピーな気持ちで次へ。

そして次は、尾島隆英さん。
去年、やはり優作さんとの対バンで
観させて頂いて以来、2回目。
今は東京在住だけど、
ご出身は富山で、しばらく京都に住んでた方。

ギターの響きが独特の広がり持ってて、
歌詞も言葉の置き方がセンスが良く、しかも丁寧。
かなり練り込まれた歌詞だと思う。

メロディ?ギター?歌詞?声?
どこかはわからないけど、
なんとなく折坂悠太さんを、ちょっと思い出した。

「心は言葉を待たないのに」。
ハッとした。いい歌詞だ。
曲の途中やけど、優作さんが拍手した。同じ気持ちかな?

そんなに聴いたことのない人のライブ観てて好きなのは
「ああ、この人には歌う理由が自分の内っ側にあるんやな」と
思うときかもしれん。
尾島さんの演奏に、それを強烈に感じている。

ほかの人の名前、何度も出して悪いけど、
尾島さんの高くて、切ないけど、
か細くはない声は、少しロバート・ワイアットを思い出す。
つまり、ワシの好きな声だ。

そして、ギターも流れるみたいな
弾き方が特徴的で心地よい。
なんとなく「風鈴みたいやなー」と思った。
今日はジョンソンtsuくんがカウンター入ってたが、
あのジョンソンtsuくんが、
「うまいですねー」ていうくらい若いのに、ギターが上手い。

お!友川かずきさんのカバーで
「夢のラップもういっちょ」。
友川さんてのもいいし、その中で、この曲!!
素晴らしい。
ワシのツボを押さえにかかってるのか(笑)
友川さんご本人の公認得てるカバーらしいっす(笑)

尾島さん、言葉が洒落てて丁寧だからか、
曲によっては、良質な短編小説を
読んでるような気分にしてくれる。
ヨーロッパかアメリカ東海岸の翻訳物みたいな。

再び優作さん。
「永遠にこのままの訳がない」。
あのフレーズからは手拍子始まる。
「酔っ払いましたー!」笑い声が会場を包む。
今日のお客さん、あったかくてええですわー。

「道間違える」も、ますます
好きになってくる曲やなあ。

あれ?「餃子くさいおっちゃんの歌」が
英語の歌詞で始まった。元歌かな?
どーも歌いにくそうにしてると思ったら、
今日は奥さん来てて、この曲、奥さんとのドキュメンタリーな
やり取りがあるのだ(笑)
なんとか、優作さんの歌詞でも歌ったが、
終わった途端「気持ち入れへんかったー!」(笑)
これはこれで貴重な「気まずいバージョン」、聴かせて頂きました(笑)

「まあいいやで日が暮れて」は、弱ったときに聴くと
「ええやん。それでも」て
ゆーてくれるワシの大事な歌やな。

わ、このタイミングで「帰り道」か。
泣きそうになるなあ。

お!ピアノも聴かせてくれるんや!
「自由って、どんな気分かな」って歌詞の曲。
カバーやと思うんやけど、
オリジナルを知らんのよねー。でも、ええ曲!

さあ、そして尾島さん呼んで、二人でのステージ。
まずは優作さんの「マイ・ホーム」。
尾島さんのギター、ほんといい。
ずっとそこにある気配みたいに、
この曲の風景に寄り添ってくる。
その風景は、ワシ的には、なぜか門司港か函館。
根拠も理由もないけど、どっちかのような気がして仕方ない。

二曲目は、尾島さんの曲かな?軽快で、ええ曲!
優作さんのギターソロも、めっちゃ良かった。
お!優作さん、もうすぐCD出す宣言!!
楽しみやー!!

ラストは「星を見ながら」。
これも二人の組み合わせならではの
演奏、聴かせてもらいました。

アンコールは尾島さんの曲で「いなくなった人たちへ」。
通称「断罪」っていうらしい。
これも、丁寧な言葉選びで、ギリギリの気持ち歌ったええ曲。
尾島さんが、声枯らして歌ってるのが、
印象的やったな。
見守る優作兄ちゃん、
嬉しそう。

ほんまほっこりする2時間半、超える楽しいライブでございました。

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