与世山澄子@インタリュード。

10時半を過ぎてもライブが始まらない。
昼間から市場でフラフラしてそうなオッサン(大変失礼なワシだ!)が
やっぱりフラフラと入って来て、いきなりピアノの前に座る。
ピアノソロが始まる。
それが超絶上手い。アドリブで曲が終らずに繋がって行く。
引き込まれて行ってる。
(※仲本政國さんという沖縄のトップピアニストでした。)
曲が静かになったと思うと与世山澄子さんが静かにステージに近づく。
歌う。
物語が始まる。
ときに怖い、ときに可愛い、ときに悲しい、ときに逃げ出したくなる。
この人は上手く歌おうとか、人に伝えようとか、思ってない気がする。
今自分の中にあることを外に出しているのか、
何か降りてきたものに耳を傾けているのか。
最後は「素晴らしきこの世界」。
もう言葉が詰まった。

最後の日に凄いものを体験した。

初めて那覇のインタリュードで与世山澄子さんを生で聴いたのは、
ちょうど5年前だった。
息を吐くように、吸うように、歌う。
その声は、神々しいほどだった。
「音楽とは生き方」そんなよく耳にするフレーズが
この人の前では、当たり前すぎて、言葉にするのもためらわれる。
久しぶりにインタリュードに行きたくなった。
(20170707記 )

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