カニコーセン@扇町パラダイス。
今日は、木村充揮さんのフラッと来たようなライブを
観れたことも嬉しかったのだが、
西成から場所を変えて、
天満のパラダイスで観たカニコーセンさんのライブにホント驚かされた。
ワシらの世代のような分かりやすい屈折ではなく、
大阪衛星都市圏育ちの一度洗濯されたようなローカリティでもない。
何か自分の知らないところから来たドメスティックなものを感じた。
それは、怖さ、かもしれん。
ワシはカニコーセンさんに、自分の感覚が老人に追いやられてしまう
怖さを感じたのかもしれない。
加古川のカニコーセン、もっとゆっくりライブで聴いてみたい。
【こぼれ話1】
友人がカニコーセンさんを
「グダグダとペーソスの絶妙なバランス」って、評した。
うまいこと言うな~。
まさにそれ!
【こぼれ話2】
前々から気になってたことを、本人に聞いてみた。
「カニコーセンさんは何か政治的な意図があって、そういうグループ名にしたんすか?」
「いや、夫婦でやってるので『紙風船』に響きが似てるかなって」。
腰が砕けるほど驚いた。
素晴らしい。
やっぱりワシはもう老人かもしれん。
音楽もええ。聞いて欲しい。