CD「RADIO MYAHK」BLUE ASIA。

BLUE ASIAの「RADIO MYAHK」を聴く。
BLUE ASIAは久保田麻琴さんのユニットで
今まで、ハワイやバンコク、モロッコなんかをモチーフに
現地の音源に音を重ねて、気持ちいい音楽を制作してきた。
シリーズ、ほぼ全部持ってると思うんだけど、
今回のは、何か今までのとまた違う気がする。

宮古地方、池間などの古い音源に、久保田さんやサケロックの伊藤大地さんや
マレーシアのチームやテルアヴィヴのロックバンド音を重ねる、
っていうスタンスは今までと一貫してるんだけど、
何か、ミャーク(宮古)の音源と後から加わった音とが、
渾然一体となって、ぶっといグルーブを作っている感じがする。

もちろんダブとか、後処理がないとできない音楽もあったりするのだが、
何か、一発録りしたかのような、それもスタジオではなく、ライブでの一発録り、
ではないかと思えるような、一体感があるのだ。

本島にはない、叫ぶかのような女声歌唱の歌(多分トランス状態なのだろう)は、
ステージでミャークのおばちゃんが、客に拍手を求めながら、
飛び回って歌ってるかのような印象を受ける。
めっちゃサザンロックの音楽に聞こえる曲も、
ミャークのおばちゃんが、後ろを振り返って、
ドラムの伊藤大地さんに合図を送ってるかのような気がする。
しかし、久保田さんのアレンジが全てを飲み込んでいるのではなく、
表に立っているのは、あくまでミャークの音なのだ。

たぶん、元の音源が久保田さんの中で血肉化されて、
「この音源が元々持つグルーブを活かして、
『今』を感じさせる音にするにはどうするべきか」という作業が、
何回もの試行錯誤を重ねて、なされているのだろう。

それにしても沖縄の音楽をこんなに大胆に他の音楽と組み合わせたものは、
今まで聴いたことがないように思う。
「歴史に残る名盤」なのかどうかは、わからないが、
ワシの中では、今まで聴いた中でも、指折りに入る沖縄関連音楽だ。

解説で、昔シギラビーチに「親子ラジオ」という有線放送があり、
島の音楽や、島のニュース、冠婚葬祭を放送した新里さんという方がいた、
という話を久保田さんが楽しそうにしていた、
というエピソードが取り上げられているが、
それが、タイトルの「ラジオ・ミャーク」に繋がってるとしたら、
何だか嬉しいし、ニコッとしてしまう話だなあ。

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