天満で「月ぬ美しゃ」。
夕暮れの東の空に、
十三夜の月。
月ぬ美しゃ
十日三日
女童美しゃ十七つぅ
ホーイチョーガー
東から上おる
大月ぬ夜
沖縄ん八重山ん
照らしょーり
ホーイチョーガー
びらまぬ家ぬ
東んが
むりく花ぬ
咲りょーり
うり取りぃかり取りぃ
なちぃきばし び
らまぬ家ぬ
花ぶんな
ホーイチョーガー
【ワシ訳の和文】
月が一番美しいのは
十三夜
乙女が一番美しいのは十七歳
嗚呼
東から上られる
満月さまの夜
沖縄を八重山を
どうぞ照らしてください
嗚呼
愛しいあなたの家の
東の窓辺に
ジャスミンの花を
咲かせましょう
それを取りあれを取る
ふりをして
愛しいあなたの家の
花を
嗚呼