添田唖蝉坊〜岡林信康〜岡大介〜カニコーセン 、珍説、諧謔の系譜。

岡林信康さんの「くそくらえ節」を、たまたま聴いた。
おおらかやなあ。
今だと、ハラスメント的問題になる部分もありそうやし、
そりゃどうかな?と思う意見もあるけど、
こういう歌が、自由に発表できることに、
昭和の健全さを感じてしまう。

コール&レスポンス、ほとんどが女性みたいやけど、
女性が、こういう歌を笑いながら聴きながら、自分でも歌う。
そんなに問題意識はないのかもしれんけど、
自然にこういう意見に出会う機会があるってのは、
ええんやないか、と思う。

目くじら立てて、こういう意見をがなり立てるのではなく、
笑いに包んで伝える。
こういう大衆歌の伝統って、今や途切れてしまったのかなあ。
なんとなく、添田唖蝉坊からの流れを感じるなあ。

せやけど、政治家、議員ってのは、いつの時代も、変わらん、
というか、こんな風に見られてるんやなあ。
と、感心してしまう。
もちろん、みんながみんなこうではないんやろうけど。

カンカラ三線の岡大介くんが唖蝉坊を歌うのも、
今の時代に通じるものがあると思ってるからなんやろなあ。
岡くんは、唖蝉坊のメロディーに載せて、今の時代を歌い込んでたりもする。
ただのノスタルジーや回帰志向ではなく、
現代の歌としてやろうとしてるところに共感する。
ワシの知る中では、今の日本、唯一の壮士演歌師かもしれんなあ。
少なくても、岡くんの歌を聴いたことがきっかけで、
世の中に「なんでこうなってるんやろ?」という目を向ける人が
一人でも多くなって欲しいもんだと思う。

今の時代、ワシの周りで、こういうことを新たに歌にしてるのって、
ソウルフラワーユニオンかカニコーセンくらいしか見当たらん気がするなあ。
けど、ソウルフラワーはちょっと目くじら立ててしまってる気がするので、
諧謔で歌ってるのって、カニコーセンくらいかなあ。
もちろん、ワシの知ってる範囲の話やけど。

そういう意味でも、カニコーセンには、どんどんやって欲しいし、
もっと人に知られて欲しい、人に知られるべき存在やと思う。

カニコーセンの店

最後に岡林信康さんの曲をもう一曲。
これも、今の時代にも通じるもんがいっぱいあるなあ、と思う。
最後の「俺の心にも、あんたと似たところがある」ってのが、
正直で、ただ反対を唱えるだけでなく、
自分のこととして世の中見てる気がして、響いてしまった。

「くそくらえ節」をたまたま聴いたのきっかけで、
ちょっと強引かもしれんけど、諧謔を感じさせる大衆歌の系譜を、
考察してしまいました。

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