若い人たちのライブ、行ってみた。

先日、ライブ友だちに誘われていった、若い人たちのライブ。
全出演者、未聴のライブって、覚えてないくらい久しぶり。
どの演者も、ちゃんと音楽をやる理由があるんやなあ、
って、感じさせる熱くて、気持いい演奏だった。

途中から入ったので、最初のグループは聴けず終い。
他の人のMCから推察するとヒップホップのユニットだったみたい。

ワシが入ったときに丁度始まったのは、フラフープス。
壁に自分で編集した映画のシーンを写しながらの演奏。
ハードレインの壁の模様と重なってええ塩梅。
ペラペラなギターと、いろいろ企んでそうなボーカルがおもろかった。

次は、山本拓磨さん。熱い!!
レトリックはあまりなく、心に浮かんだことを
ストレートに表現するような歌詞なんだけど、
それが却って歌詞にはない心の底にあるものを、
浮き彫りにするレトリックになってる気がした。
ところどころボーカルの表現がトゥーマッチな気もしたが、
それも、若さゆえだと思えば、許せるなあ。
もしかしたら高橋優の影響かも、と少し思う。

一番気になったのは、その次の、わたなべよしくにトリオ。
最初の曲はアシッドな香り。どっちかというとアメリカやなく、ヨーロッパ、
それもドイツとかベルギーの気がする。
DAFとかあの辺の汗臭いのにクールなテクノを少し思わせた。
ベースが良かった!正確で無表情なんだけど、なんか結果的に熱い感じ。
ちょっとトーキングヘッズのティナ・ウィモウスを思い出した。
けど、詩は背伸びせず、年なりの現実から出てくる言葉。
それが不思議な味わいを残してる。
後半はポエトリーリーディング的な音楽。
詩は難しい言葉はないし、幼さも覗くが、かなり文学的。
うん、それでいい。無理することなく、
今の自分の力で、表現したいことを、
真剣に見つめればいいと思う。
河童のお父さんのポエトリー、一番印象に残ったなあ。

トリは片足ズボン。クラシックベースのピアノの弾き語りで、
かなりレベル高くて、ビックリ。
リクオさんっぽい小洒落た感じかと思うと、
矢野顕子さんみたいな大胆なピアノのボーカルの絡みが、
おもしろかった。特にユニゾンで音階あっちゃこっちゃ行くとこ、
なんかああいうのは、快感に繋がるんやなあ。
お経をモチーフにしてた曲は、かなりパンクやった。

いろいろ知らないおもろい人がいるんやなあ、
と感心した夜でありました。
誘ってくれた、福井さん、ありがとうございます!!

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