カニコーセン「わたしの性年表」@ハードレイン。

我、倒錯せり。
死ぬほど寒うて、緊急事態宣言も出そうやという日、
わざわざ日が沈んでから、
人の性遍歴話を聴きに家を出る。
このエネルギーはどこから湧いて来るのか、
アホなのか、ワシ。
もう、感染とか関係なく、マスクがなかったら、
寒くて歩いてられんと思いながら、ハードレインに到着。

エピソードに交えて、
朗々と歌われるアホらしくも哀しい股間まわりの曲。
カニくんは、ただ笑わせようとして、こんな曲を歌うわけやない気がする。
年末の振り返りでも感じたが、
徹底的に自分を曝け出すことで、
過去の自分を客体化しようとしてるんちゃうかと思う。
それは箱庭づくりにも近い、カニくんのセルフセラピーかもしれんなと思いつつ観る。
とか言いながら、実際はゲラゲラ笑いながら観てるんやけど。

小4時のガードレールの話が、痛過ぎて(気持ち的にではなく、物理的に)、
飛び跳ねそうになる。
今思い出すだけで、股間が引き裂かれそうになる。

今回はフリップボードをめくりながらのトークだったので、
全体のストーリーは、グダグダ説明するより、
カニくんの写真を観ていただこう。
(全部網羅したわけではないけど)

休憩挟んで、ゲストのらっこさん?のエロ話。
「カニさんに比べれば薄味」と言いつつ、かなり濃厚(笑)
エロ話に続いて、どんとの「夢の中」のエロな替え歌(笑)

大学時代に入ると、相手のある下話が混じり出す。
風俗系の話が、もう粒揃い!全部おもろい。
ダイヤルQ2、ピンサロ、SM系、いろいろやってはるわー。
それがまた全部カニくんらしくて、おもろくも、納得する。
こんなひとつひとつが、今のカニくんを創ってる。

「酔いが覚めたらウチへ帰ろう」の一夜の話は、
何度聴いても、おかしくて、悲しくて、たまらんくなる。

カニコーセンくんは名曲が多いので、
それを聴きたい人は、トーク主体のこのライブ、
物足りないかもしれないけど、
この性年表を観てから、カニくんの歌聴くと、
きっと歌が深まって聴こえると思います。
カニくんの歌は、アホな歌も含め、ギリギリの気持ちで、
ギリギリのことを歌ってるようなところがある。
そして、カニくんも今日ちらっと言ってたけど、
歌うこと自体が、カニくんのセルフセラピーに、なってる気がする。
そんな「歌わずにはいられない歌」がワシは好きだ。
そんな歌こそ「聴かずにはいられない歌」だと思う。

カニコーセンの「わたしの性年表」、是非一度。

新発売のカニコーセントレーナー、
ワシのサイズがなかったので、
先払いして送ってもらうことに。
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帰り道も気絶するほど寒かったけど、
やっぱり行ってよかったなあ、
それだけの値打ちあったなあ、
とエアコン、マックスにしながら思うのであった。

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