馬喰町バンド、レコ発@アバンギルド。

いやー楽しかった!
平日三連ちゃんライブの最終日、
馬喰町バンドのレコ発ライブ@アバンギルド。
めっちゃ盛りだくさんなライブでした。

まずはザッハトルテのヨース毛さんのソロ。
今週はチェロウィークやなあ。
ザッハとはまた違う感じ。
だけどどこかにパンクというか暴力的な感じも覗いて、
やっぱりザッハのメンバーは一筋縄ではいかんなあ、思た。
ザッハではあまり聞けないMC聴けたのも嬉しかった。

そして、ムーズムズのヤッチさん。
ヤッチさんの鍵盤は、一聴、繊細で静かに聴こえるんだけど、
いろんな仕掛けやアイディアが詰まってて、飽きさせない。
それでいてなんとなく人を喰ったようなところがあるのは、
ご本人のキャラが滲み出てるからか(笑)

今日は、レコ発なのに対バンが3組と豪華!
次は ピアノの中村佳穂さんに、
助っ人が段ボールドラムとブラシで登場のスティーヴ エトウさん。
ちょっとナル入った情熱的な佳穂さんのピアノとボーカルに、
スティーヴ エトウさんが、すげえかっこいいリズムを付ける。
段ボールとブラシ、それだけであんな表情豊かなリズム作れるんやなあ。
饒舌なドラムでした。

ワシが白眉やと思ったんは、
前半の「あんたがたどこさ」やったなあ。
神さまが降りてきたんかと思うような、
取り憑かれたようなボーカルとフリージャズ入ったピアノ、
それにスティーヴ エトウさんが、呼応して、リズムを付けていく。
どんな無茶しても、必ずリズム付けてくれるのは、
やってて頼もしいし、嬉しいんやろうなあ。
そういえば、昨日は戸川純ちゃん。
普段はあまり聴かないけど、
偶然二日続けて巫女系(ワシの勝手なネーミング)の音楽を聴いてしまった。
二日とも良かったなあ。
ワシ巫女系全般が苦手な訳ではないんやな。
一曲は弾きたらないヨース毛さんも加わって、
さらに広く深く、ある意味パンキッシュになった。

そして、いよいよ!
馬喰町バンド!
今年の橋の下で観て、感激して以来だ。

やっぱりええなー。
わらべ歌や世界のドメスティックな子ども歌をベースに、
本当に気持ちいい現代のポップスに仕上げている。
こんなことやってるのは唯一無二やと思うけど、
伝統的でありながら革新的であり、今日的でもある、ってことでは、
これからの大衆音楽のひとつの方向を力強く示しているんやないかと思う。
まあ、小理屈は置いといて、
そのわらべ歌調のメロディを歌うユニゾンが、とにかく気持ちええ!
子どもが歌いたくなる歌には、
なんか人間を気持ちよくする根源的なものがあるのかもしれない。
途中で持ち替えたエレキギターはフレットレスで、
シタールみたいな音が面白かった。

わらべ歌をモチーフにしてるから、
純真で無垢なイメージあるけど、
かなり意欲的で野望のあるバンドやないかなあ、
と前回は思わなかったことを思った。

途中で佳穂さんが加わり、
最後は全員での演奏。
客席も「ここほんまに京都なん?」てゆーくらい
かけ声も出るし、熱く盛り上がってる。

ホンマ、ぶ厚くて楽しいライブやった。
今度はワンマンでたっぷり聴きたいな。

馬喰町バンド、かなりかなり、オススメでございます。

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