京都散策。
天気も良く、大阪市内は女子マラソンでややこしそうなんで、
北野天満宮へ梅の様子を見に行ってきた。
まだほとんどが固い蕾、日当たりの良い場所で枝によっては一輪、二輪。
そうこうするうちに白いもんがちらつき始めた。
だけど来週には、そこそこ見れる梅になってるんじゃないか。
寒いけど春は近づいている。
近所の大阪天満宮、北野天満宮と日本三大天満宮の二つに早くもお参りした。
今年中に三大天満宮コンプリートだ!待ってろ、太宰府!
北野天満宮のすぐ隣、京都五大花街(四大だっけ)の中で一番古い上七軒を歩く。
花街独特の風情があるのに人が少なくて、お勧めやなあ。
3月には通りが石畳になるので、さらに風情が出ると思います。
「でにむどす」というデニム着物の店を発見。
オイルコーティングされた迷彩柄の着物に激しく惹かれたが、
値段が値段なので、衝動買いは我慢。
きっと、そのうち買うんやろうなあ。
西に向かい、親父の家族が戦争中疎開してたという
(近すぎる気がするが…)平野神社にお参りしてから、
足利将軍家の菩提寺、等持院に。
足利尊氏のお墓のあるお庭は絶景だった。
帰り際に見つけたのは、日本映画の父、マキノ省三先生の銅像。
「なんでこんなとこに?」と思うと、
等持院は日本最初の映画スタジオをマキノ先生が作ったところらしい。
末席を汚させて頂いてる気がして、
ご挨拶。
等持院から嵐電で帷子ノ辻へ。
帷子ノ辻駅前には手島さんの奥さんから教えられた
絶品ラー油の「菜館wong」がある。
ブームを巻き起こした桃屋の食べるラー油はたぶん、
ここのをモデルにしたんだと思う。
けど、桃屋の数倍、こっちの方が美味い。
しかし、時間が中途半端で準備中。
がっくりしたまま帰るのがしゃくで、嵐山経由で帰ることに。
今はまだ寒々しい嵐山だが、2ヶ月も経てば、
桜と人に埋め尽くされるのだろう。
阪急嵐山駅前で暮れてゆく空に、
美しい三日月が浮かんでることに気がつく。
北に目を移せば、金星も輝いている。
良元優作さんの「月と金星」を思い出す。
帰る電車の中で気がついた。
今日一日で嵐電を完全制覇した。
電車の中で、聞こえてくる会話はほぼ中国語だったなあ。
寒いけど、なんだかほっこりした一日だった。