実験室の夜@ハードレイン 。

昨日は3月に続き、ハードレインの「実験室の夜」に。
お題に合わせて一人一曲は新曲を披露するという催し。
今回のお題は「ボウリング」もしくは「DHA」。

まだ人前で披露してない歌は、どこか生煮えな感じがあって、
それを仰山喰えるのが、おもしろい。

トップは加納良英さん。

トップバッターは主催、ハードレインの加納良英さん。
さすが、主催者!かなり仕上がってるなあ、と思ってたら、
キー間違ってて歌い直したり、歌詞を間違えたり。
やはり生煮えだ。
これだから、「実験室の夜」はおもしろい。

二番手、松井洋介さん。
いつの間に金髪に?

二番手は、松井洋介さん。
松井さん、ビジュアルや言動からは意外にも、
几帳面なところがあるらしく、
お題が出てすぐ、曲を作り、何度かステージで披露してきたらしい。
確かに後で考えれば、一番仕上がってた。
湖西線のどこかの町にあるさびれたボウリング場というイメージらしい。
何となく、絵が浮かぶなあ。
夏らしい、なんとなく高校生な感じの曲でした。
さすが、この土曜の「ストック!」のトリ。
土曜もよろしくお願いします。

まだ20代!神戸出身の小川洋平さん。
関西弾き語りには珍しくシュッとしてます。

次は、小川洋平さん。
今回初めて見る人でした。
関西の男性弾き語りでは珍しく、
というか初めてかもしれないけど、
シュッとしてて、男前、長身で足も長い。
そのわりに、声は野太くて、かなりブルージーな感じ。
ちょっとおもろいかも、と思いました。
女性ファン、増えるかもな期待株。
偉くなったら、田渕さんとなおやさんに
餃子おごってあげてください。

さあ、カニコーセンさん。
グッズ売り場をほぼ占領する商魂!

で、次はカニコーセンさん。
皆さん3曲披露して、そのうちの少なくとも一曲は
お題の新曲と言う決まりなんですが、
カニさんは、果敢にも3曲すべて新曲で!
わりと皆さん、ボウリングの方で曲を作ってたんですが、
一曲目からDHAに挑戦!
ムッシュの「ゴロワーズを吸ったことがあるかい?」のパロディーで
「ドコサヘキサエン酸を吸ったことがあるかい?」
思わず、あるかい!と突っ込みたくなるふにゃふにゃ系カニ節でした。
二曲目もDHAがテーマで。漁師町の貧しい子が、
魚ばかり食ってたら、えらなってしもた、という「浜辺の暮らし」
これはそのまま映画にもなりそうで、
名曲に育つ予感がしました!
3曲目はもう一つのお題「ボウリング」に挑戦。
ボウリング・フォー・コロンバインの挿入歌「Camper Van Beethoven 」
の「 Take the Skinheads Bowling」をベースに
生臭坊主をボウリングに連れてって、投げてしまう、というような歌。
3曲とも、カニさんらしさを如何ともなく発揮しましたが、
終わったとたん、超高速で「君の家の犬の瞳に恋してる」を
演奏し掟破りの4曲。
カニさん、3月も4曲やってます。
あらゆるところで、ルール通りに歩けないのかもしれません(笑)

こないだの「やぎあきこ…」に続き、
これが、カニコーセン の「浜辺の暮らし」
初演レポートです。
やはり名曲に育ったなあ、と
なんとなく親心、感じております。
これだから「実験室の夜」は、面白い。
皆さん、ぜひ!
(2018.06.23記)
なかい山のさ木さんのお兄さん、ヒトリトビオの吉田ピンチさん。
実験室初のコンセプト3曲?

つづいては、ヒトリトビオの吉田ピンチさん。
ピンチさんは3曲を「予告編、映画の本編、エンディングテーマ」
みたいなコンセプト3曲にしてて、構成も音楽も素晴らしかったです。
予告編は平たいとこからでて、高いとこに行ってみよう、みたいな歌で、
本編はなんか引きこもりの人が自分をいじめた10人を
ボウリングのピンに見立てて10年かけて殺していく、
みたいなストーリーかなあ、と思いました。
そしてエンディングは、その主人公からの「手紙」の文面と言う構成。
そこに来て、あ、予告編の内容って、なんとなく繋がってるよな、
と気づきました。
この映画、見てみたくないすか?
それをピンチさんの子どもっぽいような特徴ある声で歌われると、
かなりゾクゾクしました。

あうんさんすうじいさん。
ペコペコのバンジョーの音が結構好き!

つづいて、あうんさん・すうじぃさん。
すうじいさん、かなり悩んだらしく、
荒業というか、禁じ手というか、
自動作詞制作アプリを使ってしまったらしい。
そんなのがあるねんなあ。
それがもう!!場内爆笑!!
「DHAをボウリング 泣かないでフォーユー」とか、
意味わからんけど、それらしい言葉をうす~~く切り取ってて、
すうじいさんが、それに90年代J-POP風メロディー付けて、
ほんなら、なんかもうすごく既聴感のある、音楽なって、
なんかJ-POPってこんなもんなんかなあ、と批評的な視点で
そのアプリ作った人がいるなら、すげえな、と思いました。
もう一曲、たこさんにもってったら「バラードいらんねん!」と没になった
オーティス・レディング風サザン・バラードも、けっこうええ感じでした。

なんとなくベッキー似。
なんか芸風が少し、旦那のアンドーさんに似てきた?
元々、似てたのか?アンドーさんが似てきたのか?
桜川春子はん。

トリ前は、桜川春子はん!
登場していきなり顔の下半分かくして
「奥様には申し訳ないことをしてしまって」。
そう、春子はん、額から目にかけてだけは、
ベッキーに似てるんですわ。
で、曲。黒光りする玉、ピンの形、穴3つ、で
やらしいことしか考えられなくなって、途中まで作ったけど、
新婚早々欲求不満と思われても困る、と断念した、
ボウリング場に勤める青年と、隣に住む未亡人(?)の
ストーリーを綴った歌をそのまんまとちゅうまで披露(笑)

春子はんのボウリングイメージ図。
黒光りする玉は、女の胸の間を抜け
茂みに隠れたピンを目指し…。あほか!

で、ちゃんと作ったのは「あんたがたドコサヘキサエン酸」
もう、どこからでもマックスに持っていける力技は
春子はんならではですわ!
ほんでちゃんと音楽としても楽しめるし、
しかもかわいらしい!
ほんまチャーミングなエンタテイナーですわ。

田渕徹さん。今回は他全員がぶっ飛んでたので、
十分乱暴なのに、正統派に見えたのでは?
とは、本人の弁。

で、トリは田渕徹さん。
田渕さんは加納さんと共同主催者らしく、
3曲とも今までのお題の歌を。
一曲目はジムがお題、二曲目は顔がお題だったときの曲。
田渕さん、ほんまメロディーセンスええなあ、
どの曲も、グッとのめり込みそうな箇所があって、
引き込まれました。
ほんで、今回のお題はボウリングの方。
ストーリーは田渕さんの高校時代の挫折の話。
高校のとき、器械体操一筋だった田渕少年、
しかし、そのクラブの部員は田渕少年一人。
誰とも交わらず黙々と練習していたのに、
最後の大会の直前に靭帯を損傷。
仕方なく引退に追い込まれ、
普通の少年をしようとしたが、
ファッションも、音楽も流行が分からず、
友だちもいないので、情報もなく、
メンズノンノ見て、武田真二の着てた
青いボウリングシャツに、リーのホワイトデニムが
かっこいいと信じ、突き進む歌。
悲しくも、かわいらしい青春ソングに仕上がってました。

そういうイベントなんで終演後、出演者、観客入り乱れ、
新曲の話のことで、盛り上がる盛り上がる!
ワシは、ピンチさんや田渕さん、カニさんともいろいろ喋れ、
すうじいさんや加納さんなど、今まであまり話したことない人とも
喋れて満足でした。
春子はんとももちろんゲラゲラ話ましたわ。

二回行って、すっかり楽しくなりました。
「実験室の夜」。
また行こうっと。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA