橋の下世界音楽祭2016 初日。

まずは、これをご覧ください。
これ観たら、ワシ周りの祭りの様子がほぼわかります。
友だちのボブが後日作った動画です。
ほんま、ようできてます。

もう世界文化遺産にした方が、いいんやないか!
二回目の橋の下世界音楽祭、参加。
今年も素晴らしすぎました。

すべてをソーラー電力で賄い、入場無料、投げ銭。
持ち込んだゴミは持ち帰る。
買ったもので出たゴミは、買った店に。
それでも出てしまうゴミは子どもが集め、
子どもがゴミを持っていくと「子ども銀行券」みたいなのに
変えられて、それでお買い物ができる。
去年も書いたけど、循環システムが出来上がってる。
なんか社会のお手本みたいな祭です。

そう、これはフェスではなく、祭りなんだ、と実感しました。
フェスはゲートがあって、そこでチケット出すなり、入場料払うなりして、
持ち込みチェックされたりするけど、
祭にはそんなゲートはなく、飲み物持ち込み禁止などの決まりもない。
祭はどこからでも、誰でも参加できる。
だけど、祭の運営には、金がかかることも事実。
だから、投げ銭なのだなあ。

来るたびに、この祭りの本質が見えてきて、「よく考えてるな~」と感心します。
考えるだけでなく、これを実現するには、ものすごいエネルギーがいるはずです。
それを思うと、観客として参加する側も、ルール違反する気がなくなる。
街で見たら避けちゃいそうなtatooの兄ちゃんも、パンクスも、
みんなニコニコしてる。

こんな幸せな祭り、世界にも珍しいのではないか、ほんまにそう思いました。
今年は小雨程度しか雨も降らず、去年ほど寒くもなく、
幸せ気分、さらに増し増しでした。

それぞれの説明は写真と一緒に。
今回は流れを流れを感じたい気がして、動画のシェアとかなしでワシが撮影した
写真メインで時系列で紹介していきます。

いざ!橋の下へ。
まずは名古屋までバスだ!
2400円だ!

伊勢で開催されてたサミットの影響でルート変更。
15〜20分の遅れ予想。
馬喰町バンド、間に合うか!

初日、豊田市駅で偶然峯さんに会う。
峯さんは徳島から参加、昔大阪に住んではった頃からの付き合い、
去年のワシのレポート見て、今年の参加を決めたと、
嬉しいことを言ってくれる。

橋を渡ってると、音楽が聞こえてきた。
アリランだ!間に合わないと思ってたALKDOだ!
オープニングに間に合った。
ベースを弾いてるのは、T字路sの篠ちゃんだ!
あああ!この場所に帰ってこれた。
それだけで嬉しいが、まだまだ三日もある。
楽しむ!!

ALKDO終わりで峯さんと草原ステージに移動。
二人とも、凄く楽しみにしてた馬喰町バンドだ。
日本のわらべ歌や、東アジアのドメスティックな音楽がミックスされたような
聴いたことのない音楽で、流れるようなリリカルさ。
楽しい!
峯さんと二人ともライブは初めて。
「頭の良さそうなバンドやね~」てことで意見が一致。

橋の下は3回目らしいけど、まだ「橋の下の横のみ、橋の真下」で
演奏したことはないそうです。
「橋の下で演奏できるまで頑張る!」と言ってはりました。
なんか、そのMCも楽しかった!

今年の橋の下も、いい音楽とたくさん出会えそう。

このギターがすごく気持いい。

そこにウッドベースが乗っかって、歌うのは3人。
このユニゾンコーラスがわらべ歌っぽくて、脳内モルヒネが出てくる感じ。
ユニゾンで歌うと、こんなにわらべ歌らしく感じられて、
それがPOPにもなるのは、発見だと思う。

この太鼓、どこのだろう。
写真では表面しか叩いてないけど、裏面も叩く。
朝鮮系?とにかくええ音でした。

アート鍛冶屋のテント上には、アートな飾りもん。

ギターパンダさん。
安定のロケンロー!
ノリのええお客さんで、のりをさんのノリも最高潮!
やっぱ、楽しいわ~~!と踊ってると、
福岡組第Ⅰ班到着!

福岡組と合流。まずは、草原ステージ近くにベースキャンプ作り、乾杯や。
遠路はるばるよ~~こそ!
着いて、30分も経たずに、この祭の凄さを
感じて、興奮してはります。

これが、タイムテーブル。
すごい濃厚な三日間!

これが祭りの真骨頂じゃないか、と思った。
去年はなかった櫓で、盆踊り。

これを見てなんとなく「ああそうなんか!」と思った。
主催のタートルアイランドさんが目指しているのは、
祭りの再生なんじゃないかと。
祭りを、今の時代の形、自分たちの形にして、再生させること。
自分たちの地元、豊田で開催するけど、
それは日本中、世界中の音楽を大切にしながらも、
地元で生きて行く、ってことなんだろう。
地元を大切に思いながら、郷土愛の延長として、
地球愛をカタチにしていく。

壮大だけど、本当に素晴らしい挑戦だと思った。

わ~~~い!
マルチーズロックのモリトさん、那覇から到着!
年末以来~~!

マルチーズロックのカオリさんは、
沖縄那覇の月光荘が出してる「月」という
屋台で飲んでました。
田渕徹さんとは古い友だちらしく、
田渕さんの話、那覇のバー風華の話で
盛り上がりました。
昔、風華でのヤスムロコウイチさんのライブのあと、生活の柄まで、
ワシとカオリさんと黒田康嗣さんとブルームーンの富やんと4人で移動して盛り上がったという話を黒田さんから聞いたのですが、
二人ともまったく覚えてないのでした。

のりをさんの後ろ頭。
「かっこいいなあ」言いながら、
YASOIL THA WELLCARSを見てはります。

気付かれました!
すかさず笑顔。

YASOIL THA WELLCARS。激しくスピーディーなパンク。
気持ええけど、おっさんは後ろの方で、
若者を眺めながら観るくらいで、精一杯です。

夕暮れ時がすごくええんすよ!

「おかあさん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました」から、
遠藤ミチロウさん。
ミチロウさん、そうとう橋の下が気に入ったみたいで、
ものすごく上機嫌!
夕暮れから日が落ちるまで、手綱緩めることなく、歌いました。
ほんまに!ほんまに!凄かった!!

晩飯は沖縄ラーメン。
たった三日のためにこの味のある屋台!
麺が最高!メッチャうまかった。

魚粉が効いてて、スープもうまい!

一度見たかった郡上踊り。ここで見られるとは!
しめやかで幽玄な踊り。
声の伸びが素晴らしい。

ボブ、さっそく郡上踊りをマスター!

え??こういう屋台で寿司出していいの?
しかも、これがめっさうまい!!

投げ銭タイム。山車の上のお姉さん。
ええ顔!!

わ~~い!タテさんと写真撮ってしまった!!

奄美、岡崎、朝鮮の「歌のおとおり会」。
まずは奄美の盛島貴男さん。
実は奄美の竪琴を生で見るのは初めて。
大好きな里国隆さんの影響をうけたという方。
演奏も歌も素晴らしかった。
ときにホーミーっぽくなる、独特の歌だった。
もう感動。

ゲル風のテントに、ろうそくの火を頼りに集まる人々。
みなさんの話がおもしろくてためになって、
これもすごい会やなあ。これだけのイベントがあっても、
ワシ、きっと行くやろなあ、と思った。

ハシケンさん。この人の奄美への思いは、
半端じゃなく、本物やなあ。
歌はハシケンさんが奄美に弾きつけられたきっかけの歌、
ワイド節。
素晴らしい声を聴かせてもらいました。

アリランって、いろんな種類があるんやなあ。
影響を受けて作ったというオリジナルアリランを披露する、
永山さんと竹さん。

奄美期待の若者コンビらしいです。
アカペラで歌ったら、全然違う気持になった。
腹立って来た、と。
奄美の唄は、苦渋の歴史が詰まっているからなあ。
でも、一人一人が歌と向き合った得る姿勢は、素晴らしいと思いました。

盛島さんは白いシャツと水色のズボンで3日間過ごしてはりました。
それがめっちゃ、かっこよかったです。
大石始さんは、奄美の、沖縄の、朝鮮の音楽を
わかりやすく解説してくれて、ほんま勉強になりました。

このあたりから記憶があやふやなんですが、
奄美の森さん。
森さんも若いのに、自分にとっての島唄に対しての気持を
しっかり持ってて、先輩の盛島さん達を心から尊敬してる感じがして、
ワシ、関係ないけど嬉しかったです。

で、やっぱり最後は、盛島さんの掛け声で踊ります。

最後は奄美らしく六調で終わりました。

足ふみ太鼓。

マルチーズロックのホールズさんとガチャピンさん発見!
間の二人は明日羊歯明神Jr.でミチロウさんとやる、
山本さんと茶谷さん。

真夜中、パンダ小屋で良元優作さん。
23時半ごろから、足かけ二日のライブでした。
考えたら、夜の野外で優作さん聴くの初めてかもしれません。
声が、空に溶けて行く。
ああ、ワシは本当に優作さんが好きなんだなあ、と実感しました。

なんか帰るに忍びなくて、テント組の山ちゃんと、また月へ。
ご飯とみそ汁の朝ごはんがあるらしいです。
これは嬉しいなあ。
さすが、沖縄繋がり、ホールズさんも来て、
ずっぷり話しこんでしまいました。

店の奥で、ポロンと弾きだした「ティンサグの花」(だったかな?)が
素晴らしい!!

さっき「歌のおとおり会」でお会いした奄美の二人が、
流しでやって来ました。

歌と自分との関係って、ほんと大事なんだなあ、
と、この奄美の二人は教えてくれます。
同じように大阪でそのことを教えてくれる
良元優作さんのあとに、聴けて、ほんと良かったです。

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