良元優作＆カニコーセン＠満月ラジオ＠靭カンテ。

今回の満月ラジオのお相手は待ってましたのカニコーセンさん。
今日も良元優作さん先攻で、一曲ずつやる形式だが、
優作さんの「雨降り」に対して、
カニコーセンさん一曲目で「馬場のキンタマ」をぶっ込んで来た（笑）
それは自滅願望か。

「マイホーム」に対しては、愛媛出身のカケイくんが、
知らん間に性転換の手術を受けさせられてしまう「ワイルドサイドを歩け」の替え歌。
自滅どころか、自爆やないか（笑）
「月と金星」に対しての「浜辺の暮らし」で、
ようやく持ち直したか。
…って、別にカードゲームの対戦じゃないんだが。

この二人、同い年で、音楽の傾向、全然違うんだけど、
仲が良いので、曲間の話もなんかおもろい。
噛み合ってるようで、噛み合ってないところが、特に笑ろてまう。

こっから少し激しいモード？「道間違える」と「キスしたい」。
「道間違える」はギターのシャカシャカが、めっちゃかっこよかったなー。
カニさん、血液が回って来たのか、ガナリも出て来て、ええ感じ。
優作さん「恋に落ちて」のカバーで不倫の歌、
カニさん「夜の相手をさせられる」で夫婦の歌、
そして優作さん、奥さんのことを歌った「ゆうれい」。
別に対戦ではないけど、お互いの出方を見て、
次の歌を決めてる展開がおもろい。

二部はカニコーセンさんから。
「LA2020」はゆずに代わって、東京オリンピックのテーマソングを狙う、
というテーマで作った新曲。
絶対採用されるはずない、斜めな視点がめっちゃおもろい。
カニコーセン節、炸裂の名曲やと思う。

優作さんも新曲「たんぽぽ」。
この曲、まだ数回しか聴いてないけど、もうお気に入りになった。
めっちゃ気持ちええ。聴いてない人に早く聴いてほしいなあ。

次はリクエストにお応えして、
お互いの曲をカバーし合うコーナー。
カニコーセンさんは、優作さんの「風の噂」。
あ、これ、すごくええ！カニさんの「インクライン」とか
あの辺の世界と繋がる。
カニさんの弱者への視線と重なるんやなあ。
ええカバー聴かせてもらいました！

打ち上げでカニコーセンさんが「風の噂」のこと、
「普通やったら『鼻の下』って名前つけそうなとこやけど、
『風の噂』ってするとこが、良元くんらしい」てゆーてて、
すごい納得しました。

優作さんはカニさんの「人間は平等に生まれてきた」って歌詞の歌。
なんて曲名やったかなー。
これもやさぐれた感じに仕上がってて
やっぱりカニさんのとは全然違ってておもろかった。
お互いレパートリーに入れてほしいなあ。
※曲名、川島くんが教えてくれました。「日傘のおばちゃん」でした。

質問に答えた二人の出会い、
カニさんが平日ライブから抜け出したくて、
優作さんのライブに通い詰めた話とか、
お互いの印象の話が、めちゃくちゃおもろくて、大笑い。
リクエストに応えた優作さんの「アローンアゲイン」も素晴らしかった。
カバーって、原曲のイメージが勝って、
そっちの風景が浮かんで来ることが多いんだけど、
ちゃんと優作さんの生活の周りの風景が浮かんで来た。
こういうのこそ、本来のカバーなんやろなー。

カニさんへのリクエスト「千円でベロベロ」も、
短いながら、好きな曲やなあ。
二人とも、自分の生活からはみ出さないところで、
嘘のない言葉で、ちゃんと人を動かせる音楽をやるところが共通してて
ワシはそこが好きなんやろなあ。ラストは二人でカニさんの「ホットライン」。この曲もええなあ！

二人のユニゾンも、めっちゃ気持ち良くって、
ああ！ええライブ来たなあ！と、実感。
こんないい曲で、まだ早い時間で、終われるか！

当然、アンコール。
カニコーセンくんの「播州平野に黄砂が降る」は、
スピンオフみたいな同じテーマ、
同じフレーズの出てくる歌が前についてて、
これは初めて聴いたけど、
これもええ曲やなあ！
自分の曲に刺激受けて新しい曲、
これはある意味、自分が進化、とまでは言わなくても、
変化してる証拠やろな。
そして久しぶりにライブで聴く播州平野は、
やはり素晴らしかったです。

優作さんの「まあいいやで日が暮れて」は、
なんか吹っ切れたような、気合の入った演奏。
カニさんのブルースハープソロも、ええ感じやった。
最後は優作さんの「ペプシドライブ」。
あー、この楽しいライブ終わらせる曲、これしかないなー。
お互い、「フェラ・クティ」のとこを「カニコーセン」
「良元優作」と変えて歌う。なんか、うまくまとまった。この二人なのに（笑）

打ち上げに参加させて頂いて、
良元さん、カニさん、プラス盛谷先生の
山あり谷ありな話を楽しんでの帰り道、
夕方まで曇ってた空に、綺麗な満月が出ていた。
満月の近くの明るい星、あれは何だろう。
日付の変わるこの時間だから、金星ではないだろう。
天体に詳しくないワシにはわからなかったが、
楽しかった今晩の思い出として、眼には焼きついた。