伊藤せい子&良元優作@Bar Creek。

ほのぼのええライブであった。
昨晩のクリーク。
なんか自宅でくつろぎながら、
思いつくままに好きな曲をやってるって感じ。

先攻は伊藤せい子さん。
今回はせい子さんがやりたくて急に決まった緊急企画らしく、
やりたい曲がいっぱいあったのだろう。
わりとどの曲も早めのテンポであっという間に一時間、
歌い続けた。
夕凪の曲をソロで聴くとせい子さんの声の凄さを
改めて感じるなあ。
耳を通らず、声がそのままお腹の底を共鳴させてるような気がする。

一番記憶に残ったのは童謡「海」。
「海は広いな」の方じゃなく「松原遠く消ゆるところ」の方。
この曲、実は、オカンがよく歌ってた曲。
死んだオトンはそれを聞くのが好きやったようで、
よくオカンが皿洗いながら、この曲を歌ってた。
この曲が始まるとオトンはオカンの横に立ち、皿を拭き始めるのだ。

そんなことを思い出したからか、ますますせい子さんが
オカンのように見えてきた。

ほんまに楽しそうにせい子さんが歌った後、登場するのは、
良元優作さん。
優作さんにもせい子さんの気が届いたのか、
ほんまリラックスした感じのライブだった。

いきなりボトルネックで「ヘイヘイブルース」。
あべのぼるさんの「何も考えない」は、初めて。
凄かったなあ。鳥肌が立ちそうだった。
歌屋ブーティーの芳賀さんのリクエストで、
パンツパンツパンツ時代の「負けへんで」。
これも初めて聴いた。「歌うの何年ぶりやろ」ゆーてたが、
今度やるときは「負けへんで!」のところ、一緒に叫びたいな。
インストナンバーは曲名、優作さんも覚えてなかったけど、
あとでせい子さんがフェリーニの「道」のテーマやないか、って言ってた。
優作さん、ほんまにギターうまいなあ、思いながら聴いてた。
そして、久しぶりの「サンバレー」。
この日は久しぶりに優作さんの大兄ちゃんも来てて、
兄ちゃん曰く「あれ、美談でも何でもなく、泣けもしない、
ええ所がひとつもない『一杯のかけそば』みたいな話やから
いややねん!(笑)」ゆーてたけど、ワシは好きな曲なんやなあ。
なんか子どもの頃の優作さんや大兄ちゃん想像して、
ニコニコしてしまう。
せい子さんのリクエスト「道間違える」やって、最後は「きっかけ」。
最後はこの曲に決めてたのか、これが絶品やった。
今まで聞いた中で最高の「きっかけ」。
ある意味、一年の初めに聴くにふさわしい曲やなあ。

昨日はリラックスしてたからか、MCも多かった。
大兄ちゃんの客席からの突っ込みもうまくて、
珍しく(笑)爆笑取ってました。
一番笑ったのは、前回同じクリークで鈴木常吉さんとやったときの話。
鈴木さんに「優作、やっぱりいい歌、歌うよな~。
いい歌、歌う奴って、間違いなく!オシャレじゃないんだよなあ」と
言われたって、話。
さすが、鈴木さんやなあ。

そして最後は二人で。
この二人が並ぶとなんか姉弟みたいに見えてしまう。
別に似てるわけではないのに、そう見えてしまうのが不思議だ。

二人でまずは「真夜中のギター」、次の「ダーティーオールドタウン」は
それぞれ好きな訳詞を交代で歌う、なんか斬新なスタイルで。
最後はワシは知らん曲やったが、ジャック・プレヴェールの曲らしいのを、やはり二人で。

ほんまにこの二人が歌うのを初めて聴く曲が多くて、
しかもリラックスムードで、お得な気分の一日だった。

なんだかそのムードを引きずって、せい子さん、優作さん、
大兄ちゃん、そしてクリークのマスター、せいのさんと、
時間忘れるくらい爆笑トークを日付が変わるまで続けたのでした。

なんだか、いろんなものでお腹いっぱいになった一日やったなあ。

にっこり。

※優作さん、他にも何曲か歌わはりましたが、
今回珍しく聴けた曲を取り上げてレポートしました。
他に歌った曲は「春の虹」「月と金星」「まあいいやで日が暮れて」
「石」「ネギネギブギウギ」です。

あまりにいい思い出なんでシェアしますが、
コメント欄のせい子さんのアップした動画は
見ない方がいいと思います。
(20180114記)

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