友部正人@ムジカジャポニカ。

昨日、十三で映画観た後は、久しぶりのムジカジャポニカへ。
友部正人さんのワンマンライブ。

ちょうど一週間前に橋の下で観た友部さんに、また会える喜び。
ワンマンでたっぷり味わえる幸せ。

歌が始まると肩からスッと力の抜ける気がした。
友部さんの歌は、許しの歌やなあと思う。
歌詞もメロディも声も「生きてていいんだよ、そのままでいいんだよ」
と言ってくれてる気がする。

おお!二曲目から早くも好きな曲「こわれてしまった一日」。
もう友部さんに身を委ねてるだけで、幸せを感じている。

友部さん聴いてると、自由を感じることもある。
だけど、その自由を守るためには、きっと決意や、くじけない精神があるんだろう、
とも思う。
ワシも今、ちっぽけかもしれんが自分が手にしてると思える
自由を守れるタフな心を持ちたいと思う。

先週も聴いた「誰もぼくの絵を描けないだろう」。
まさに、その友部さんだけが持つ自由のことを歌ってる気がした。

昨日は出遅れてステージ真横のソファ席しか空いてなかったので、
ゆったりもたれかかりながら聴いてた。
むちゃくちゃ気持ちええんだが、
ふわふわと夢と現実との境がわからなくなる。
要は寝落ちしてしまいそうになってるだけなんだが。
まあ、それは、さらに気持ちええので、問題なし。

休憩中、見渡すと、豊田道倫さん、渕上純子さん、高木太郎さん、
本夛マキさん、高田やっちゃん、
今日は客席にもミュージシャンが多い。
友部さんて、そういうミュージシャンなんやろなあ。

二部は「クジャクのジャック」から。
「声の存在感」という言葉が、不意に浮かぶ。
ワシの好きな歌い手さんは、みんな存在感のある声を持っている。
一音だけで、その人と分かる特徴があり、音楽聴いてなくても、
頭の中で再現できるような強い印象を残す。
友部さんも、もちろんそうだ。
その存在感のある声で、繊細で美しいメロディ、
通り過ぎるのではなく、考え抜かれた、響く言葉が乗るのだから、
好きにならないわけがない。

さあ終盤に入ってきた。
ノリのいい曲では客席から手拍子が出る。
ゆったりした曲では、ワシは微睡んでいた。
でも、友部さんの声は、夢の世界にいてても、ずっと聴こえてた。
なんて贅沢で幸せな時間だろう。

アンコールまで、約2時間ちょい(休憩除く)、
たっぷり過ぎるくらい、たっぷり、ええ気持ちにさせてもらいました。
ラストの曲は友部さんには珍しいセカンドラインのノリのええ曲やった。
友部さんのボイスパーカッションまで飛び出す!!

おおお!これで終わりかと思ってたら、
ダブルアンコール!
今度は、しっとりと。
ワシは今日ですっかり味をしめたので、
微睡みながら聴かせていただく。
は~あ、極楽。

去年、友部さんのライブに行ったとき「いいシャツだね」と
言ってもらったので、
今年も同じシャツを着ていったのだが、
このシャツ、ワシの最大膨張時に買ったものなので、
今着ると、かなりブカブカではあった。

ラストに、ジャージ川口さんのあげてた友部さんの古い曲を。
なんと坂本龍一さんの初レコーディング作らしいです。

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