映画「太陽の子」。

※少し映画に否定的な話もあります。
不愉快になる人は、読まないでください。
もし、読んで異論のある方、
ワシの個人的な感想なので、ご容赦ください。

テレビドラマで観たとき、「え?」って感じで終わってしまい消化不良気味だったので、
映画版の「太陽の子」観てきました。

う〜〜ん、消化不良が余計こじれてしまったぞ。
悪くない映画だとは思うし、キャスティングも的確で、
役者さんたちは皆さん、ええ演技してはるとは思うんですが、
なぜか、スッキリしない。

ひとつは、ワシが日本の原爆開発にまあまあ詳しいので、
そこの部分の驚きがあまりなかった、というのもあるかもしれんが、
う〜〜む。

3人の若者の海岸でのシーンとか、家で未来を語るシーンとかもいいのだが、
なんとなく焦点がぼやけてしまってる印象があった。
もっと3人の葛藤の変化に焦点絞って行けば、
シチュエーションは違うけど、社会との軋轢に悩む若者という
現代にも通じる普遍的な映画になったかもしれんな、とは思った。

あと全体的に情緒的なとこに走り過ぎてて、
登場役者のファンには、そこがたまらんのかもしれんが、
おっさんは少し引いてしまったのかもしれない。
一番、「これは苦手やわあ」思ったのは、
エンディングの音楽であったが。
言葉もメロディもちょっとウエット過ぎて、
「ええこと言おう」感が強くて、きつかった。
エンドロール観てたら、福山雅治さんの曲やったんやね。

ところどころ、笑えるシーンがあって、それは、良かったな。
こういう時代でも、若者は葛藤してるばかりではなく、
泣くときもあるけど、笑うようなこともしてしまうんだろうな、
と思って、クスッとしてしまった。

主人公の家のあるところ、大文字があの角度で見えて、
石垣があって、石段があって、、
たぶん谷川住宅群か、それをモチーフにしたオープンセットなんやろな、
と京都を舞台にした映画ならではの想像ができたところは楽しかったです。

あと、一番すげえな、と思った演技は後半の田中裕子さんの演技でした。

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