佐藤拓朗、かわいあり、そんなカンジダ、カニコーセン@西院ネガポジ。

昨日、7時前に十三で仕事を終え、駅前で立ち食いうどんを待ちながら
無料の揚げいりこを「うめ~~な、こりゃ」とむさぼっていたワシは、ふと気が付いた。「そーや!今日は、阪急西院近くのネガポジでカニコーセン(他)の
ライブあるんやった。しかも無料やった。」
十三から西院までは阪急で一本。
カニさんに出番を聞くと「9時半ころです~~~」とお返事。
ワシは梅田とは反対方向の河原町行き快速急行に飛び乗った。
満員電車に慣れない生活を送ってるため、
手の処し方に困り、冤罪を恐れ、両手で吊革を握るいつものスタイルで。

8時過ぎに西院駅に着き、ネガポジに遅れて入ると、
一人目の佐藤拓郎さんが終わるとこ。
ちょっとしか聴けなかったけど、
なんかひねくれた感じで、面白かった。

2人目はかわいありさん。
どこかで名前は聞いた気はするけど、ライブは初めて。

「結婚してくれなきゃ、もうお風呂に入らない」とか、
歌詞が独特で、でも「あ、気持ちはわかる!」って感じで面白かった。
声も柔らかいのに、しっかりしてて、刺さってくる感じ。
ラス前にやった曲は、あれ?
ちょっとメロディとかテンポ違うけど、
松井文ちゃんが歌ってた「半分愛して」や!
寺山修司さん作詞のめっちゃ好きな歌!
そういや文ちゃんが「作曲は京都の…」って言ってたのが
かわいありさんやったんや。
なるほど~~。ミッシングリンクが繋がった感じ。
聴けて良かったー!

次は「そんなカンジダ」さん。
こんなもん、見つけてしもたー!
名前も際どいが(笑)
演奏もMCもかなりヤバイ!
攻撃的で、ちょっとサイケで、パンクで。

カニコーセンさんに聞くと、
バンド名は、都度都度、適当につけてるらしい(笑)
ボーカルがベロベロで、途中でトイレに行く。
高田渡さんか!
こんな無頼なヤツがいたんやなー!
二本重なるギターのトリップ具合も、
ゾクゾクした。
なんとなく、80年代のマンチェスターな感じがええなあ!
ところどころ、すごくポップでキレイなメロディになりそうなのに、
まるで完成度上げるのを嫌がってるみたいに、すぐ裏切るとこも、
なんとなくフェルトとかキュアとか、
思い出して、ニヤリとした。

トリは、カニコーセンさん。

カニコーセンさん一曲目は初めて聴く歌。
朗々と歌い上げる包茎の悩み(笑)
タイトルはまんま「包茎でも良かったんだ」。
元歌は福山雅治の「東京でもあったんだ」って歌らしい。
元歌知らんかった(笑)
続いて「生首田獄門」先生のお料理教室。
獄門先生、ええキャラしてるわー。
満遍なくアホらしくて惚れました。

そして、出た!「ヤギアキコのおま◯こふやけるまでしゃぶりたい」の
コール&レスポンスの強要!(笑)
めっちゃ歌いやすいメロディなんが、逆に拷問や(笑)
ひとしきり笑ったあとでの「インクライン」。

やっぱりズシン!と来る。
弱者か、弱者を知るものからしか、生まれない言葉。
でも人なんてみんな弱者で、強者は自分の弱いとこを
見ないようにしてるだけの人かもしれない。
カニさんの弱者を見つめる目は、客観的なようで、どこか優しい。
きっとその人たちと自分が同じ、っていうところから
スタートしているからだろう。

今日はいつもよりちょっと過激なバツ子ちゃんを挟んで、
「君の家の犬の瞳に恋してる」と「ザッカーバーグが輪を書いた」の
メドレーで終了。

う~~ん、今日も腹いっぱいカニを喰った。
始まるのもゆっくり目で4組もあったんで、
時間はかなり遅めだったけど、
カニさん、本田さんと九州ツアーの話で盛り上がったり、
かわいさんと話したりしてた。
確か、カニさんが加古川に帰れる阪急の最終が、23時6分だったから、
50分くらいにカニさんに声かけて、
駅前のコンビニで酒買って、阪急で飲みながら帰ろうと思ってて、油断してた。
50分くらいにカニさん見たら、着替えてない、楽器片づけてない、物販もそのまま。
一瞬「あさっても京都やから泊らはるんかな?」とも思ったが、
「いやいやMCで、このあと2時間かけて帰るとかゆーてはったな」
と思いだし、
「カニさん、あと15分くらいで阪急最終ですよ~」と声かけると、
飛び上るカニさん。やはりか。
ダッシュで片づけるも、店を出る時点で、あと5分と、
間に合わないことが決定的な時間。
こうなりゃ、奥の手しかない。
二人で京都駅までタクシーの相乗り。
最終の新快速で帰りました。
まあ、タクシー代別にすれば、
カニさんは、加古川まで一本で帰れるので、
ラクっちゃ、ラクだしな。

あ、ちゃんと鬼殺しは、一人一パックずつ持って乗り込みましたよ!

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