ブギウギボーイズ@レインコート。

昨日、夜の部は、ヤスムロコウイチさん、AZUMIさん、みやもとりょうさんの、
ブギウギボーイズを観に十三のレインコートへ。
この3人、高校時代からの仲らしいです。

まずはヤスムロさんのソロから。
なんか刺繍入りのガウンみたいなすごいのん着て登場。
ざわつく観客に「じゃかあしいわい!」とひとことかまして
「ギター弾きにくいねん」と脱ぐ。
なんで着てきてん(笑)

ヤスムロさん、ギターもボーカルも、艶っぽい、色っぽい!
甘いってのとは、ちょっと違うんよねー。
こちらに誘いかけるような素振りはなくて、
一人の部屋で一人で演ってるみたいな雰囲気がありながら、
滲み出てくるような艶っぽさがある。
何にもよっかかってなくて、カッコいい。
自分の哀しみから逃げずに向き合ってる。
ある意味ストイックな音楽やと思う。

MCで、「今日の、朝、、、黒○徹子さんが、、、」
ドキッとしたが、「無事朝食を摂られました」。笑ってまうわ!(笑)
この絶妙の間と、キレ芸もヤスムロさんのライブの楽しいところ。

ラストはやはりこの曲「夜を見てた」。
やっぱりこの曲好きやわあ。
柔らかいんやけど、それだけやない、
ちらちら覗く無骨さが、余計説得力を増すような気がする。
やっぱりただ甘いだけやなく、自分に酔ってないところが、
ワシは好きなんやろな。

ラストゆーてはったはったけど「イタチの最後っ屁」でもう一曲。
「釜ヶ崎人情」
ええわあ。
気持ち良く終わるかと思うと最後に、
「終わりや!もう!!」と切れる。
さすがヤスムロさんや(笑)

続いてはAZUMIさん。
一曲目はインストで。
今日のAZUMIさんのギターは広がるなあ。
歌うなあ。
インストゆーより、ギターがボーカルと伴奏、両方やってる感じ。
一曲終わって「リバーブ入れ過ぎた」そーゆーことか(笑)

AZUMIさんは、いつもシャツがかっこいい。
今日のもええなあ。欲しいけど、AZUMIさんが着てるから、
かっこよう見えるんかもやな。

そんなに馴染みのある町ではないのに、
AZUMIさんの「天王寺」聴くと、
なんかあの町が懐かしくて、切な〜い気持ちに襲われる。
またあの町で、笑いながら飲みたいなあ。

雄弁な隙。ギターもボーカルも音数のが少ない
AZUMIさんの「メンバーズ・オンリー」聴いてると、
そんな言葉が思い浮かんだ。
無音とも思える隙がたくさんあるが、
それは決して空虚ではなく、哀しみや諦観、
いろんなものが詰まってる隙なのだろう。
背景までが伝わる音楽、すごいなあ。

圧巻の「文字を書く」。
おお!久しぶりにAZUMI説法始まった。
今日は時間がないからか、あっという間に引っ込みはった。
誰やったんやろ?この方は(笑)
うわ!途中からレナード・コーエンの「ハレルヤ」に!
いやこれはジェフ・バックリィ・バージョンかな?

ラストは寺内タケシさんの曲をインストで。
曲名、知ってる曲やのに、思い出せず。口惜しい!

さあ、そしてブギウギボーイズ。
昨年のレインコート主催、塩と胡椒ショーショーで観て、
痺れて以来のワシにとっては二回目のライブです。

うー!始まった途端に、このジャイヴ感。
最高。
還暦あたりの三人が初期衝動そのままみたいな音楽やるのが、
もう信じられんくらいカッコいい。
ちょっとここからは、考えごとしてられんので、レポート中断します。

……。

うわー!「旅姿三人男」!
インストでロックではち切れてたのに、いつの間にかレゲエに。
脳みそが気持ちよく揺さぶられ続ける。

ガラリと雰囲気変わってゆったりロカバラード「キャンネバー」かな?
気持ちだけは少年の頃のが真空パックされてて、それが解凍されて、
それぞれ年輪と技術が加わったって感じかな。
つまり音楽やり始めた頃の初期騒動を、
凄え技術でぶちかます感じ。
なんかもう破格ですわ。
きっと、この3人じゃないと、この3人も一緒じゃないと、
この音楽は作れないんやろうなあ。
ワシの横に座ってた原やんに言わせると
「久しぶりに本物のブルースギター聴いた。
3人とも、ロックキッズに戻ってた」そうです。
原やん、ええこと言うなあ。

ヤスムロさん「ここはどこやねん!」「誰やねん!」
AZUMIさん「ほんまそんな感じ」。
なんかわかる気がする(笑)
三人の姫路の高校時代の話に大爆笑。
鬱陶しかった〇〇の話、留年した△△の話、
なんやろ、この集まり(笑)
AZUMIさん、ヤスムロさんを笑いながら見ている。
ある意味、放し飼い。
なんや3人とも楽しくて仕方ないんやろうな。

ヤスムロさん、AZUMIさんが、
歌詞もメロディも違うのを同時並行にやる曲、
めっちゃきれい。
簡単そうにやってるけど、
すごい技術なんやと思う。

ラストの曲はツインリード炸裂!!めっちゃかっこええ!

いやあ、頭の先から尻尾の先まで、
楽しくて凄いライブでした。
終わってから、観客もちょっと興奮して、
「良かったね!凄かったね!」
言い合うライブでした。

ほんま、すぐにでもまた観たいです。

なんと1986年当時の動画、見つけてしまいました!

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