劇団子供鋸人「チョップ、ギロチン、垂直落下」。

先週のことになるが、
劇団子供鋸人の久しぶりの大阪公演を観てきた。
今回のモチーフは女子プロレス。
ものすげ~~運動量多い芝居で、
プロレス詳しくないワシでも、
技とか流れがおもしろくて、熱中してもた。


プロレスと演劇の共通点みたいなものを見出したのは、
団長であり、演出家であり、脚本家でもある、
益山くんの大発見だと思う。
プロレス技の応酬は、そこにプロレスの本質もあるのだろうが、
演劇として消化されるうちに、殺陣にも近いものになってたと思う。
会場はHEP5のHEP HALLで、そこそこ広い箱だったけど、
叩きつけられたときの風圧を感じる迫力の芝居だった。

客演の内田理央さん、ワシは知らんかったけど、
有名らしい。めっちゃ可愛かったし、
一所懸命な芝居がストーリーにもマッチしてて、はまり役やった。
星野園美さんも怪演やったなあ。
子供鋸人の面々も主役のうらじぬのさん以外は、
いくつもの役をこなしてて、
その早変りも見どころのひとつかも。
そして主役のうらじさん、
うらじさんの存在がなかったら、
この脚本が成立しないくらい、
ピッタリの役やった。

そんで、早変り、運動量が多い芝居だからか、
ところどころに、主役以外の人のサイドストーリーも
挟みこまれるのだが、
これがまた、おもしろいし、
メインストーリーを深める役割も果たしていて感心した。

舞台セットも簡単だけど、よく出来てるし、
ストーリーも分かりやすい人情譚。
自分を犠牲にして、人を立てる様は、
なんとなく近松の人形浄瑠璃のストーリーにも近い気がした。
涙と笑いの混ざり具合は、寛美さんにも通じるし。
子供鋸人は大阪を離れたけど、
大阪をベースに芝居を練り上げて行ってるのかなあ、
と勝手に考えて、嬉しくもなったりしていた。

最後「結局、どやねん!」と、
少しもやっとするところもあったが、
概ね、胸のすく、涙あり、笑いありの、痛快活劇であった。

東京公演は来月11月6日から。
浅草九劇のこけら落とし公演らしいです!
この芝居、絶対公演ごとに成長していく芝居なので、
大阪で練られた芝居が東京で完成に近づくと思います。

あ、それは子供鋸人の今までの来し方にも似てるのかな?
大阪で生まれ、大阪で育ち、東京で大きく花開く、
(まだ開いてないかもしれんけど、この芝居できっと開きます!)

東京の方、芝居としても、劇団としても、
見逃さない方がいいと思いますよ!
是非、お出かけください!

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