良元優作&中島直樹@新樂山。

今年は、だいぶゆるりと、になりましたが、本日がライブ始め。
珍しく仕事が入ってたのですが、
優作の地元にも近く、今住んでるところにも近い、新樂山に初登場。
しかも、中島直樹さんとのデュオとなると、行かないわけには行きません!
一昨日、昨日と必死こいて仕事して、
本日早めに原稿送って、ライブに駆けつけました。
おかげで、仕事の方も、ええ感じでできた気がします。
ありがとう!優作&直樹兄ちゃん!!

さて、新樂山の美味い料理つつきながらライブが始まる。
(菊芋、最高でした!)
まずは「星を見ながら」から。
今日の大阪はえらい寒さ、星を見ながらの歌詞には、
「外で眠ろう」ってのがあるんですが、
「今日、そんなんやったら、死んでまいますわ」とMCで優作くん。
初めっから、軽い笑いを取ります。
なんか、いつもよりMCが冴えてるやん!
さすが地元。リラックスしてるんかもな。

「月と金星」の直樹兄ちゃんのコントラバスの入るとこ!
何度聴いてもゾワッとします。かっこいい!

「まあいいやで日が暮れて」の時にふと思う。
直樹兄ちゃんが、こんな広いとこでやってるん観るの久しぶり。
ここ数年はぎゅうぎゅう詰めのJOKEでしか観てないからなあ。
直樹兄ちゃん、今日は弓引き放題やで!
期待してまっせー!

アタック音がないわけではないのに、
いつの間にか鳴ってるような直樹兄ちゃんのコントラバスがほんまにええなあ、好きやなあ。
天井高くて、木の床やからか、今日は、その良さが際立ってる気がする。

おお!「石」や!
ズンズンこっちに近づいてくるようなドライブ感がたまらん。
コントラバスがあって、グルーヴがさらにうねっている。
優作も、気持ちよさそうに歌を揺らしている。

「永遠にこのままのわけがない」。
なんか、今日は伸びがあって、気持ちよさそうで、
心に余裕のある感じのボーカル。
ほんまええなあ。ええ気分が、こっちにも伝染してくる。

次は「たーちゃん」。
直樹兄ちゃんとは、最近あまりやってないらしいので、
ちょっと古い名曲ばかりが聴けるのも嬉しい。
それとJOKEに比べると、今日は格段に呼吸が楽なのも嬉しい!
あ、いや、ツメツメのJOKEもたまらんくらい好きなんですけどね。

「へたくそな唄」が、しんみり、じんわり、響いてくる。
それをじっくり味わおう。
いやあ、なんか気持ちがほかほかしてきたなあ。

一部ラストは「コンビニ」。
お!直樹兄ちゃんのコントラバス・パーカッション、出ました!!
コントラバスのいろんなとこを打楽器のように叩きまくる。
場所によって違う音が出る。
久しぶりに観るなあ。
そのパーカッションだけで、リフになってる。
どこをどう叩けば、どの音が出るかも熟知してはるんやろうなあ。

今日が、初優作って人も多そうやけど、
みんな口々に「良かったなあ」ゆーてるのが、嬉しいわ。

二部は「サンバレー」から。
直樹兄ちゃんが、この新しいバージョンの「サンバレー」演るのは初めて観る。
なんか何もかもが、うまく噛み合ってるような、ええ演奏やなあ。
なんとなくダンスミュージックにも聴こえたりする。
アメリカ南部の。
良元優作で、そんな風に感じるのは珍しいなあ。

「昨日見た夕日」、おお!直樹兄ちゃんの弓が出たぞ!!
昔から、よく二人でやってるという歌だけあって、練り込まれた音がする。
奥行きの深さが、底なし沼みたいで、
このコンビでこの歌やったのを、初めてワシが聴いたときの驚きが蘇ってきた。
もう10年以上前の話なんやなあ。

「何も考えない」。今日は、ちょっとゆっくりめなのかな?
これはこれで、でっかい虚無を抱えてるみたいな感じでカッコいい。
初優作の人たちにも、この曲は知られてるのか、
ひときわ拍手もデカかった。

そのまま「遠い空」。この流れ、熱くてカッコええな。
ギターの音が澄んでて、ほんま冬の星空のよう。

「緑のタイルのイカしたテーブル」や!
このコンビやったら、この歌聴かんわけには行きまへんわ!
今日は、川島くんおらんから、ワシが最後の「チン!」やろうとするが、
音の出そうなものが、近くになくて、断念。

会場盛り上がってきたとこで、今年の初ネギ。
さあ、初めての会場で、コール&レスポンス、どうなりますやら。
おお!うまく行きましたよ!楽しいー!
おお!直樹兄ちゃんのベースソロまで飛び出す!
楽しそうに弾いてはるー。ほんでカッコええ!

最高に盛り上がったとこで「キムおじさん」を持ってくる。
音が余計沁みるやん。
ああ、そうか、新樂山は緑橋の南、キムおじさんの町にも近い。
それも沁みる理由のひとつかもな。
音楽から見えてくる風景が近く感じられる。
おまけに今日は直樹兄ちゃんが優しく背景を描いてるし、
ギターソロが、もうたまらなく美しいし。
ほんまキュン!でした。

「きっかけ」ああ、なんかほんまに10年前に戻ったような気がする。
昔聴いた曲ばかりで、一番古くから観てる中島直樹兄ちゃんとのコンビで、
客席にも初めて優作を聴く人が多いからか、
ワシが初めて優作を聴いた頃のことを、よう思い出す日になった。

ラストは「帰り道」。
ああ、最後に、優作を初めて生で聴いた時に衝撃受けた曲が来るとは。
ほんまにたまらん「思い出ライブ」になった。
ワシにとっては、思い出やけど、
初めて聴く人たちも、すげえ喜んでるから、
ちゃんと2022年の音にもなってるんやろな。

アンコールは、ちょっと仕込みに時間かけて「缶のゴミの日」。
今日はちゃんと、あのワイパー付きメガネもかけて(笑)

いやあ、久しぶりにフルバージョン聴きましたわー。
笑いましたわー。

「この曲最後ってのもなんですから」と、
アンコール二曲目、本日ラストは「ペプシドライブ」で。
ワシにとっての「思い出ライブ」になったなあ、思ってたら、
ほんまに最後に思い出を振り返る曲が来た。
ワシにとっては完璧なエンディングやな。
幸せでございました。

ワシ個人の幸せは置いておいても、
優作を好きになるはずの人で、
まだ優作に出会ってなかった人が、
何人も今日初めて優作に気づいたんやろなあ、
と思える、そういう意味でも嬉しいライブでございました。
初めてやる店では、こういうことが起こるんやな。
これからも初めて演る店には、行ってみることにしよう。

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